例文・使い方一覧でみる「惰」の意味


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...今まで続けていた沈黙の性で第一口をきくのが物懶(ものう)かったし...   今まで続けていた沈黙の惰性で第一口をきくのが物懶かったしの読み方
有島武郎 「或る女」

...明治以来の日本人の性の然らしむるところ...   明治以来の日本人の惰性の然らしむるところの読み方
石原莞爾 「戦争史大観」

...有体(ありてい)にいうと『其面影』も『平凡』も力的労作であった...   有体にいうと『其面影』も『平凡』も惰力的労作であったの読み方
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」

...怠のために滅亡してゐるはずである...   怠惰のために滅亡してゐるはずであるの読み方
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」

...へんな自矜(じきょう)の怠にふけっているのを真似て...   へんな自矜の怠惰にふけっているのを真似ての読み方
太宰治 「彼は昔の彼ならず」

...彼を絶えず照した怠の青い太陽は...   彼を絶えず照した怠惰の青い太陽はの読み方
太宰治 「虚構の春」

...徳川幕府は、列祖の余威に拠(よ)り、社会の力は、その旧に仍(よ)りて運動を改めず...   徳川幕府は、列祖の余威に拠り、社会の惰力は、その旧に仍りて運動を改めずの読み方
徳富蘇峰 「吉田松陰」

...伝承的な性や又学者社会の習慣的な約束から全く独立した思惟...   伝承的な惰性や又学者社会の習慣的な約束から全く独立した思惟の読み方
戸坂潤 「デカルトと引用精神」

...単なる怠からであった...   単なる怠惰からであったの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...……ローザの容赦ない眼に映じたザビーネは、怠で、やりっぱなしで、利己的で、だれにも構わず、家のことも子供のこともまた何にも気を止めず、自分の身だけをかわいがり、生きてるのもただ、眠ったりぶらついたりなんにもしないでいるためばかりだった...   ……ローザの容赦ない眼に映じたザビーネは、怠惰で、やりっぱなしで、利己的で、だれにも構わず、家のことも子供のこともまた何にも気を止めず、自分の身だけをかわいがり、生きてるのもただ、眠ったりぶらついたりなんにもしないでいるためばかりだったの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...自分で考える労を避けて他人の思想中に臥(ふ)すような人々の怠のためにできてる...   自分で考える労を避けて他人の思想中に臥すような人々の怠惰のためにできてるの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...懶(らんだ)不養生の悪事なり...   懶惰不養生の悪事なりの読み方
福沢諭吉 「学問のすすめ」

...怠と、浮々としたお調子者、他愛もない失恋、親との不和、そして二人とも夫々別々な私立大学を卒業してゐるのだが、学校では何も覚えなかつた、今では、たつた一つの肩書であつた「大学生」も奪はれて、キョトンとしてゐるより他に能がなかつた...   怠惰と、浮々としたお調子者、他愛もない失恋、親との不和、そして二人とも夫々別々な私立大学を卒業してゐるのだが、学校では何も覚えなかつた、今では、たつた一つの肩書であつた「大学生」も奪はれて、キョトンとしてゐるより他に能がなかつたの読み方
牧野信一 「環魚洞風景」

...シベリア平原の怠な住民にこれほど適当した穀作はないと云われているが3)...   シベリア平原の怠惰な住民にこれほど適当した穀作はないと云われているが3)の読み方
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」

...しかしやはり、失業者への給職が、ただ、怠と、長い間施しに頼って生活することから生ずべき悪習とによる、道徳的悪結果を避けるだけの目的でしかないならば、これは出来ればやりたいことである...   しかしやはり、失業者への給職が、ただ、怠惰と、長い間施しに頼って生活することから生ずべき悪習とによる、道徳的悪結果を避けるだけの目的でしかないならば、これは出来ればやりたいことであるの読み方
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」

...そして歩かなければ眠れない遊と過剰された時間は...   そして歩かなければ眠れない遊惰と過剰された時間はの読み方
室生犀星 「幻影の都市」

...懶人(らんだじん)が頗る多いが...   懶惰人が頗る多いがの読み方
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」

...怠なところも大それた虚栄心をも正直のところ多分にもっていた...   怠惰なところも大それた虚栄心をも正直のところ多分にもっていたの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

「惰」の読みかた

「惰」の書き方・書き順

いろんなフォントで「惰」

「惰」の英語の意味

「惰なんとか」といえば?   「なんとか惰」の一覧  


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