...これは懶惰(らんだ)な勉強をしない人の口実にするところであるが...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...蟻には人間のやうな懶惰者(なまけもの)がゐない...
薄田泣菫 「独楽園」
...学徒においては肉欲は心の怠惰な習慣である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...又(また)は懶惰女(ぶしゃうをんな)の頭髮(かみのけ)を滅茶滅茶(めちゃめちゃ)に縺(もつ)れさせて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...今に仕事をすると考えながら怠惰に日を送ることが...
豊島与志雄 「死ね!」
...無為怠惰な成金の次男坊で...
豊島与志雄 「常識」
...さあどっちの意味にしたものだろうと云うときに例の惰性が出て苦もなく判断してくれる...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...僕も豆腐屋へ年期奉公に住み込んで置けばよかった」「君は第一平生から惰弱(だじゃく)でいけない...
夏目漱石 「二百十日」
...私の平常の怠惰と臆病さを云ふのである...
牧野信一 「毒気」
...怠惰や勤勉や気紛れによって各種各様の変化を受けるところの...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...惰(おこた)るなかれというた...
南方熊楠 「十二支考」
...もしくはその免れ難い惰性なのかも知れない...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...惰(なま)けて水を忘れて主人の馬を死なせ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...お繁は惰(だ)るそうに立上った...
山本周五郎 「お繁」
...そのうちに慶北丸の惰力がダンダンと弛(ゆる)んで来て...
夢野久作 「爆弾太平記」
...至って懶惰(らんだ)な人間です...
吉川英治 「三国志」
...その後逐(と)うとう惰弱に流れ...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
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