...就中(なかんずく)畏(おそ)るべきは習癖(しゅうへき)の惰力である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...自ら道を開かむとする要求を感ぜざる懶惰が挾まれることである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...懶惰なる怯者のことに過ぎない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...名誉ある懶惰に耽っている有様でありました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...惰性の官能です...
太宰治 「新ハムレット」
...紙上の文字に現われた行文の惰力が作者の頭に反応して...
寺田寅彦 「科学と文学」
...蕩然と惰性の中に感覚を麻痺させてしまうのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...彼はその楽団特有の怠惰さに毒せられていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らは怠惰に身を任せた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ともすれば懶惰(らんだ)に...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...さても猶(なほ)かヽるべき子(こ)の怠惰(のら)にてもあらば...
樋口一葉 「曉月夜」
...村一番の惰け者で札つきの不良として知られた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...もう私の怠惰性は「――ねばならない...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...あんな怠惰な者の顔などは見るのも嫌だ! と云つて居りました...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...また少からぬ部分を勤勉な用心深い労働者の扶養から怠惰軽率な労働者の扶養分に廻すこととなって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...地主は多数の怠惰な家臣を養う以外に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...怠惰のもつ魅力が発散するかと思われた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...慣習といふ一種の惰性より生じたる交なり...
森鴎外 「舞姫」
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