例文・使い方一覧でみる「惨忍」の意味
スポンサーリンク...惨忍な戦争の記憶が、多くの人の心に深い傷を残している... 
...彼女は惨忍ないじめに遭っていたが、立ち向かって勇気を見せた...
...映画のラストシーンで、惨忍な結末に涙を堪えられなかった...
...戦争の惨忍さを知るために、博物館に行くことをお勧めします...
...彼は惨忍な事件の被害者であり、そのトラウマから立ち直るのに長い時間がかかった...
...世の中が惨忍な事を好んだから...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...たゞ金に目がくらんでする金貸の惨忍よりはもつと／＼ひどい惨忍を平気で重ねました...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...前線の惨忍な厳しい雰囲気になじめず...
田中英光 「さようなら」
...何かこう気持ちの悪い惨忍そうな所がありました...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...或可恐（おそろ）しい惨忍（ざんにん）な思着（おもいつき）が潜んでいるのではないかと...
徳田秋声 「あらくれ」
...肉体上の惨忍から反動的に味ひ得らるゝ痛切なる快感である...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...酒に乱れて惨忍性を発揮せられた時の神尾は...
中里介山 「大菩薩峠」
...貪淫惨忍なる形相（ぎょうそう）を予想したのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...眼を覆いたいような惨忍な文章と絵を...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...惨忍な口をあけて呑み込んでしまう...
久生十蘭 「地底獣国」
...生まれたばかりの嬰児（あかご）の四肢をもぎとって煮え立つフライパンの中へ投げこむほど惨忍にもなります...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...最も惨忍な意志との婚姻を誓ふのだ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...少し惨忍な快感にさえ駆られながら...
正岡容 「小説 圓朝」
...そりや惨忍（ざんにん）なもんだ...
三島霜川 「平民の娘」
...児太郎の惨忍な性情が日増しに募っていることが感じられた...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...艶つぽい柔らかな惨忍なやうな美しさが私をよく喜ばしめました...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...裏は裏という順序にばらばらに壊して見たいような惨忍に近い気持が...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...ただ怨恨を含めた惨忍な征服慾の光りであった...
横光利一 「日輪」
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