...耳の底に聞いてゐた惟然坊は...
芥川龍之介 「枯野抄」
...伏テ惟ルニ臣田間ノ匹夫敢テ規ヲ踰エ法ヲ犯シテ鳳駕ニ近前スル其罪実ニ万死ニ当レリ...
田中正造 「直訴状」
...七 思惟するものの意志は...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...思惟する実体をば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...惟(おも)うにこの二個の書簡は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...思惟の社会学の本来の仕事が初めて生じて来る...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それ故思惟されるものが直観内容でなくてもなり立つ処の思惟だけが今の場合の思惟である...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...即ち+D′とは思惟が空間直観に結び付くことであるということが何処からか見出されたならば...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...そういう思惟は初めから存在を考えるには不適当な思惟だったことになる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...従って思惟自身の根本的な本性を問題の日程に上ぼせる程内容的でもなければ具体的でもなかったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...処がここで思想というものが形式的な機械的な思惟にでも導かれているように考えられているという点を...
戸坂潤 「思想としての文学」
...もはや従来の形式論理学のように単に学問の手続や思惟の法則に局限されたものではなくて...
戸坂潤 「辞典」
...もし現實的に表象過程が思惟過程から全く區別されてゐるとしたならば...
三木清 「認識論」
...思惟は自己自身の存在に對して解き難い謎に面するかのやうに思はれるとラシュリエはいふ...
三木清 「論理と直觀」
...みをつくし恋ふるしるしにここまでもめぐり逢ひける縁(えに)は深しな惟光に渡すと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして事体容易ならずと思惟し...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...惟任(これとう)光秀どのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...惟政も信長の部下の有力な将として摂津に転戦したが...
和辻哲郎 「鎖国」
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