...たゞ才人惜しむらくはその才に溺れすぎたきらひがあつて...
心猿 「露伴忌」
...ミドリは滅多(めった)に来ないチャンスを惜しむあまり...
海野十三 「月世界探険記」
...……――人を憎み物を惜しむ執着から抜けきらない自分をあはれむ...
種田山頭火 「其中日記」
...惜しむべきである...
辻潤 「ふもれすく」
...また惜しむべきはずがなかったのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...砕かれ残った美しさを惜しむような...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...同志四五人命を惜しむ者はないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「火を持つて来い! 早く火を持つて来い! 公共の建物を惜しむこたあない! さあ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...我身を惜しむにはあらず我はこれ仏法の器物なり...
南方熊楠 「十二支考」
...益健全の価値を知ってそのためにつくし骨を惜しむまいとするところにあると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」千鶴子はこう云いながら明日の別れを少しも惜しむ様子ではなく...
横光利一 「旅愁」
...好漢惜しむらくは思慮が足らない...
吉川英治 「三国志」
...もとより犬馬の労も惜しむものではありません...
吉川英治 「三国志」
...彼の才能は惜しむべきものであったが...
吉川英治 「三国志」
...敵ながら惜しむべき巨人と...
吉川英治 「三国志」
...正成の死は惜しむが...
吉川英治 「私本太平記」
...打たれたか」かれを惜しむ思いが人々の眉をかすめる...
吉川英治 「新書太閤記」
...惜しむもののように...
吉川英治 「源頼朝」
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