...惜しくも彼の大砲が六発目には破裂してしまったということだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...こんなに急いでこの病院を去つて了ふのが惜しくもあつた...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...洋々たる前途を望みながら惜しくも彼は逝ってしまいました...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...治安維持法の「改正法」案は衆議院を通過したが惜しくも貴族院で握り潰された...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それらはさほど惜しくもないが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...惜しくも明治三十三年ごろにたおれ...
中井正一 「図書館の未来像」
...一方では「惜しくも優勝を逸す」と残念がり...
中谷宇吉郎 「ものは考えよう」
...それ位のことは惜しくもないさ...
平出修 「二黒の巳」
...フイラデルヒアに迫つて惜しくも破れた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...――惜しくも、彼の稀なる九折の回廊も共に消え去せたが、吾等は、常緑樹の翠の香が煙りの如く漂ふうちに――何時、何処でゞも、居ながらに、直ちに彼の悉くの珠玉の光りに接し得らるゝ――...
牧野信一 「珠玉の如き」
...またそれを実現させるのが惜しくも哀れにもお思われになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...惜しくもない私の命が祈りとか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...惜しくもそのときには早や科学という分析力の方向が...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...去(さん)ぬる建安八年の戦いに、父の凌操(りょうそう)は、黄祖を攻めに行って、大功をたてたが、その頃まだ黄祖の手についていたこの甘寧のために、口惜しくも、彼の父は射殺されていた...
吉川英治 「三国志」
...『こんな事で』と、口惜しくも思う...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...口惜しくもあり恥かしくもあって...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...そゞろに殘り惜しくも振返へられた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...そぞろに残り惜しくも振返えられた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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