...骨を惜しまず、忠実に働いた...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...俺の力はいくら愛惜して使つても...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...おとよさんは自分のかぶっていた手ぬぐいを惜しげもなく裂いて結わいてくれた...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...さりとて残し置かんも口惜し...
巌谷小波 「こがね丸」
...残り惜しそうにいいますので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...泣くくらい口惜しければ...
直木三十五 「南国太平記」
...いま考えても惜しいともなんとも思いませんがね...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰の名前が顫へてゐたか? 何を口惜(くや)しく思つてゐたか?誰にもそれは分らない...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...また余のためにこれほどの手間と時間と親切とを惜しまざる人々に謝した...
夏目漱石 「思い出す事など」
...「夫(それ)は惜(をし)い事(こと)でした」と答(こた)へた...
夏目漱石 「門」
...私はお前を返すのが惜しいのだけどね...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...「惜」は『万葉集』に「嗚思」...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...当寺に行き終夜別れを惜しむ...
南方熊楠 「十二支考」
...人が非常に惜しむ人は帝釈天(たいしゃくてん)も返してくださるものです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これ位の負け惜しみは...
森於菟 「屍体異変」
...家へはいるのが惜しい氣がした...
吉川英治 「折々の記」
...心からな感激を惜しまず...
吉川英治 「私本太平記」
...お取次や解決の労は惜しまぬが……」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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