...あの品が躰裁が妙(おつ)に出来てるんで素人(しろうと)が惚込んで三ダースや四ダースは直ぐ売れる...
内田魯庵 「貧書生」
...いつしか恍惚境(こうこつきょう)にはいっていた...
江戸川乱歩 「影男」
...自惚(うぬぼ)れッて恐しいもんだなあ」吉川は突然(いきなり)起ち上って...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...いま恍惚と夢見るようにまっしろな球形の頭を微風になびかして音もなくふっわりと羽蟻のごとく飛びゆく数々の種子は青空の彼方へ飛び行く種子よ!周囲に呻吟するおれの希望を...
陀田勘助 「たんぽぽとおれの感傷」
...ありゃ一生女に惚れられん顔じゃ...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...三平さんは梅ちゃんに惚れて居るのだと云う噂が立ちました...
谷崎潤一郎 「幇間」
...光の浴(バス)に恍惚とした酔人である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...変な事が」「別に……」「空(そら)ッ惚(とぼ)けちゃいけません...
夏目漱石 「明暗」
...全くの恍惚境(エクスタシー)に陷つて居るではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すぐ彼女のまわりに恍惚(こうこつ)と存在している...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...手ばなしで惚気たものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...一目惚れのより子さん...
三好十郎 「地熱」
...心の恍惚となりて暫し佇みしこと幾度なるを知らず...
森鴎外 「舞姫」
...恍惚の間にこゝに及びしを奈何(いか)にせむ...
森鴎外 「舞姫」
...実に大それた自惚れである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おれのようなのろまがおのぶちゃんに惚れるなんて...
山本周五郎 「さぶ」
...敵に惚れ過ぎている」「いや...
吉川英治 「新書太閤記」
...心から惚れているのは...
吉川英治 「松のや露八」
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