例文・使い方一覧でみる「惚」の意味


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...椰子はあまりの幸福に恍として...   椰子はあまりの幸福に恍惚としての読み方
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「椰子の樹」

...我こそと己(うぬぼれ)の鼻を撼(うご)めかして煩さく嬢様の許(もと)へやつて来たのは斯(か)ういふ連中だ子...   我こそと己惚の鼻を撼めかして煩さく嬢様の許へやつて来たのは斯ういふ連中だ子の読み方
内田魯庵 「犬物語」

...こんなところを通ったことがある〉頭のしびれるような恍(こうこつ)を感じながら...   こんなところを通ったことがある〉頭のしびれるような恍惚を感じながらの読み方
梅崎春生 「幻化」

...そんなに自れるものではない...   そんなに自惚れるものではないの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...フランス文学のN君はエスプリとエランの恍境を望んでドライブしているらしく...   フランス文学のN君はエスプリとエランの恍惚境を望んでドライブしているらしくの読み方
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」

...「先生が何うして好子さんにれたろつて...   「先生が何うして好子さんに惚れたろつての読み方
徳田秋聲 「水ぎわの家」

...自分の自(うぬぼ)れであることを彼はよく知っていた...   自分の自惚れであることを彼はよく知っていたの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...ただその恍(こうこつ)たる様をながめるのみでなすところを知らない...   ただその恍惚たる様をながめるのみでなすところを知らないの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...自分ながら々(ほれぼれ)と見ています...   自分ながら惚々と見ていますの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...百尺竿頭(ひゃくせきかんとう)に上(のぼ)りつめたと自任する人間の自(うぬぼれ)はまた急に脱落しなければならない...   百尺竿頭に上りつめたと自任する人間の自惚はまた急に脱落しなければならないの読み方
夏目漱石 「思い出す事など」

...門野が寐(ねぼ)け眼(まなこ)を擦(こす)りながら...   門野が寐惚け眼を擦りながらの読み方
夏目漱石 「それから」

...卑下(ひげ)して用いる彼自身の言葉でいうと彼の己(おのぼれ)は...   卑下して用いる彼自身の言葉でいうと彼の己惚はの読み方
夏目漱石 「明暗」

...氣交(のろけまじ)りに...   惚氣交りにの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...れましたと書く...   惚れましたと書くの読み方
林芙美子 「新版 放浪記」

...恍(うっとり)として...   恍惚としての読み方
二葉亭四迷 「浮雲」

...その春子さまにおっれたくせにそいつをおっれたんだとは自分でも気が附かなかった加減が...   その春子さまにおっ惚れたくせにそいつをおっ惚れたんだとは自分でも気が附かなかった加減がの読み方
三好十郎 「樹氷」

...聽いても聽かなくても大概の女は尠くとも何時もれられ續けてゐるわよ...   聽いても聽かなくても大概の女は尠くとも何時も惚れられ續けてゐるわよの読み方
室生犀星 「末野女」

...留さんは女房に(ほ)れきっていたのだ...   留さんは女房に惚れきっていたのだの読み方
山本周五郎 「留さんとその女」

「惚」の読みかた

「惚」の書き方・書き順

いろんなフォントで「惚」

「惚」の英語の意味


ランダム例文:
迷情   通有   青果市場  

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