...しばらくは天空によじのぼってゆく怪塔ロケットをただ惘然(ぼうぜん)とながめつくしたことでした...
海野十三 「怪塔王」
...惘然(ぼうぜん)となり黙り込んでゆく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...初めのうちクリストフは惘然(ぼうぜん)として...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...野口昌作は巡査を惘然と眺め...
豊島与志雄 「電車停留場」
...惘然としてしまった...
豊島与志雄 「反抗」
...一種の無感覚な惘然とした気持になった...
豊島与志雄 「反抗」
...マドレーヌ氏は惘然(ぼうぜん)と考えに沈んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人が自ら甘受する最期の時間の前に常に来る幻覚的な惘然(ぼうぜん)さのうちに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私を!」マリユスは惘然(ぼうぜん)として彼らをながめた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジャン・ヴァルジャンは惘然(ぼうぜん)として我を忘れた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ふたりはたとい目が眩(くら)みはしなかったとするもまったく惘然(ぼうぜん)としてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...勘次(かんじ)は殆(ほと)んど惘然(ばうぜん)として此(こ)の急激(きふげき)な變化(へんくわ)を見(み)た...
長塚節 「土」
...喪心(さうしん)したやうに惘然(ばうぜん)として立(た)つた...
長塚節 「土」
...玄関から座敷に引き返した小夜子は惘然(もうぜん)として...
夏目漱石 「虞美人草」
...彼は惘然(もうぜん)として...
山本周五郎 「日本婦道記」
...聞くともなしに惘然(もうぜん)としていると...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ともすれば惘然(もうぜん)と筆をやすめていることが多くなった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...惘然(ぼうぜん)とこっちを見ていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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