...彼の言動によって周囲が惑乱した...
...試験範囲が広く、勉強に惑乱している...
...惑乱するようなイリュージョンショーを見たことがある...
...彼女の美しさに惑乱してしまった...
...正体不明の音が聞こえて、私たちは惑乱しながら周囲を探した...
...惑乱に惑乱をかさねた私は おちつく事も出来ずそのまゝ新橋にかけつけました...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...そして自己創造的な幻像を――後代の人はこのような幻像のまやかしに惑乱させられた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...軽い惑乱がはじまっているのだ...
太宰治 「雌に就いて」
...二重の苦悶で頭が惑乱することがなかったならば...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...一体人心を惑乱するということは何か...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...之こそ人心の惑乱と云うものかも知れないのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...不幸にして一二野心家の自由党を惑乱したるものありしが為めに忽ちにして其の合同を破りたるも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...惑乱は外部から来たのではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小都市の暗黙な敵意の前に惑乱してしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その苦悶(くもん)に惑乱されて彼は自分の苦悶を忘れた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然しその響き方の底に一種の惑乱があるのを見た...
豊島与志雄 「二つの途」
...そしてそれはただ彼をたえがたい痛ましい惑乱に投げ込むに終わったのみであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一年ばかり前に亡くなられたとの事じゃ」「えッ」お鳥も妙な惑乱を感じます...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...(なんちゅうことか?)地に引きこまれて行くような惑乱に...
火野葦平 「花と龍」
...異様の惑乱に戸惑いながら...
火野葦平 「糞尿譚」
...且つまた詭弁を弄して青年の思想を惑乱する者である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...彼女の全神経を惑乱させるような出来事が起こった...
山本周五郎 「菊千代抄」
...万三郎を殆んど惑乱させそうであった...
山本周五郎 「風流太平記」
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