...彼の言動によって周囲が惑乱した...
...試験範囲が広く、勉強に惑乱している...
...惑乱するようなイリュージョンショーを見たことがある...
...彼女の美しさに惑乱してしまった...
...正体不明の音が聞こえて、私たちは惑乱しながら周囲を探した...
...惑乱に惑乱をかさねた私は おちつく事も出来ずそのまゝ新橋にかけつけました...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...宇治は惑乱(わくらん)を感じながら...
梅崎春生 「日の果て」
...偽電を至る所へ打って嬢を惑乱させようと企(たくら)んでいるのであった...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...牛の憤怒と惑乱が頂天に達した頃を見計らって...
谷譲次 「踊る地平線」
...悩ましい惑乱の火炎を吹きかけたのだったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...恐らくそれが人心を惑乱すると思われるからなのだろう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...惑乱などは起こさぬものだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...不安と惑乱と不幸と――これがおまえが彼らの自由のためにあれだけの苦しみを忍んだ後で彼らに与えられた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その貞節な惑乱せる処女の心の底に燃えてる若々しい熱気に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恐るべき惑乱にとらえられていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...不意に惑乱せしめた動物があるのも皮肉じゃありませんか...
中里介山 「大菩薩峠」
...横光氏が此の詩集の序に「惑乱を防ぐ克己」を以て此の詩人の特質としてをられることには意義がある...
中原中也 「菊岡久利著「貧時交」」
...一座の人を惑乱しそうです...
野村胡堂 「死の予告」
...私は正しくピグメリアンの痴想に惑乱されて...
牧野信一 「タンタレスの春」
...今王政一新、四海属目(しよくもく)之時に当りて、如此(かくのごとき)大奸要路に横(よこたは)り、朝典を敗壊し、朝権を毀損(きそん)し、朝土を惑乱し、堂々たる我神州をして犬羊に斉(ひと)しき醜夷の属国たらしめんとす...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...彼の中に嚥(の)みこまれてしまったようなはげしい惑乱をおぼえた...
山川方夫 「菊」
...顛動惑乱(てんどうわくらん)...
吉川英治 「三国志」
...宗教の名にかくれて世衆を惑乱し...
吉川英治 「新書太閤記」
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