...彼は戸惑いを感じたのだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...同僚を見た瞬間、戸惑い、いらだち始めたことからもわかる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...しかし銀子は千々(ちぢ)に思い惑い...
徳田秋声 「縮図」
...なんらの惑いもなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...却ってその展望に彼等は戸惑い...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...前に立っている男を何らの躊躇(ちゅうちょ)も惑いもなく認定しつづけるかどうかを尋ねた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あちらへ戸惑いをして行ったものに過ぎまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...戸惑いとは言いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...真暗な天地に戸惑いをしたもののように...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにさえ惑いきっているのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それと共に、希望も残っていないわけではない――憐(あわ)れな、戸惑いした、老耄(おいぼ)れの祈祷はこうだ――気まぐれな廿世紀の守護神が、この忘れ去られようとする極東の小島に、白羽の矢を送らないと、何人に断言できよう、と...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...お母様は森さんのことはどうお思いになっていらっしゃるの?」「森さんのこと?……」私はちょっと意外な問いに戸惑いしながら...
堀辰雄 「楡の家」
...戸惑いがあったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...戸惑いを示したが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...目が据わり、戸惑いの表情だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...もう臨終かと思われることも多いためにまた尼にさせようかとも院はお惑いになるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...良策であろうと」「迷惑いたします」「なぜな?」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬の前で戸惑いしている三名をのぞいて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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