...お互いに情義を尽くす...
...彼は情義に厚い人物だ...
...父は今回の仕事で情義を尽くした...
...彼女とは長い間情義を通じて付き合っている...
...友情や情義を大切にする人が増えている...
...ただ人並(ひとなみ)みすぐれて情義深(なさけふか)いことは...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...こうなると友人という情義があるのかないのかわからなくなってしまう...
伊藤左千夫 「去年」
...正義とか不正義とか、そうしたことを離れて、ただの子として、親として、妹として、兄としての情義、真逆――例えば、八郎太の死骸を葬るとしても、一遍の念仏も唱えずに、無分別な夫と、足蹴にしては、人の道に外れましょう...
直木三十五 「南国太平記」
...ここに大きな情義がある...
永井隆 「この子を残して」
...(ことに)物理の原則に因(よ)って無慈悲に運行し情義なく発展する太陽系の歴史を基礎として...
夏目漱石 「思い出す事など」
...昔の情義上少しの工面はして上げても構いません」「ええそれがつまり私(わたくし)の来た主意なんですから...
夏目漱石 「道草」
...その情義の篤(あつ)き志を知りては...
福田英子 「妾の半生涯」
...高潔婉麗の筆、高雅端壮の文、情義兼ね至り、読者をして或は粛然襟(えり)を正さしめ、或は同情の涙を催さしめ、また或は一読三歎、案(つくえ)を打って快哉(かいさい)を叫ばしむるところもある...
穂積陳重 「法窓夜話」
...実に情義並び至っておって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...情義の美には、東北人特有な所もあつて、いい話がたくさんある...
吉川英治 「折々の記」
...漢中王とあなたとの情義や信任の度をあらわしたものではありません...
吉川英治 「三国志」
...その日本の国は、情義に強く、武勇に長(た)けて、しかも優美な国だということもよく分っているつもりです...
吉川英治 「新書太閤記」
...常に情義本位の政道になっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...示すに情義の政治をもってせねばならぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...情義を“法”に持つためには...
吉川英治 「新書太閤記」
...主従、信節、情義など、武門生活の約束だけだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...情義の厚そうなところを見て...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それに酬(むく)う武道の情義であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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