...今の彼女との関係はどんな情態ですか?(状況)...
...彼女はいまいち情態がつかめない...
...彼の言葉からは、明らかにその場の情態が伝わった...
...私たちの会社の今の業績は非常に良好な情態です...
...アメリカと北朝鮮の外交情態に注目が集まっている...
...一首の声調に作者の淋しい内的情態が...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...手古奈が内心の情態は...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...だのに先生はその時私が何(ど)んな情態に瀕してゐるかも考へないで私も矢張りその中の事象の一つであるといふことを根拠として...
伊藤野枝 「S先生に」
...ところが、今日の如き、支那の情態では、何時(いつ)平和が破れるか知れぬのである...
大隈重信 「平和事業の将来」
......
田邊たつ子 「うもれ木」
...明和の際における社会の情態なりとす...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...夷(い)人の情態を見聞し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...所謂文芸批評などは寧ろその権威に乏しいと云うことこそ最近の情態ではないかと云うかも知れない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一般的退潮(之は少くともその輪郭から云って他ならぬ無産者の現実勢力情態の退行だということを公式として覚えておくことが必要だ)のおかげで...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...幾らか異つた情態になりましたけれども...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...またなお今日(こんにち)戦争の傷(きず)の癒(い)えない情態を見て...
新渡戸稲造 「自警録」
...本書はもっぱら中津旧藩士の情態(じょうたい)を記(しる)したるものなれども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...もって悠然、世と相(あい)おりて、遠近内外の新聞の如きもこれを聞くを好まず、ただ自から信じ自から楽しみ、その道を達するに汲々(きゅうきゅう)たれば、人またこれに告ぐるに新聞をもってする者少なく、世間の情態、また何様(なによう)たるを知らず、社中自からこの塾を評して天下の一桃源と称し、その景況、まったく世と相反するに似たり...
福沢諭吉 「中元祝酒の記」
...この情態で一層くっきりと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お蝶の精神か神経かの情態に...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...嬉戯(きぎ)満悦せる情態に酷似せるを看取し得べし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...このような情態は矢代はいつもここで眼にすることであったから別に特異な風景とも思わなかったが...
横光利一 「旅愁」
...江戸に来たるにおよんで夷人の情態を見聞し...
吉田松陰 「留魂録」
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