...今の彼女との関係はどんな情態ですか?(状況)...
...彼女はいまいち情態がつかめない...
...彼の言葉からは、明らかにその場の情態が伝わった...
...私たちの会社の今の業績は非常に良好な情態です...
...アメリカと北朝鮮の外交情態に注目が集まっている...
...だのに先生はその時私が何(ど)んな情態に瀕してゐるかも考へないで私も矢張りその中の事象の一つであるといふことを根拠として...
伊藤野枝 「S先生に」
...平素(ふだん)からかうした囚(とら)はれない情態が必要なのか...
薄田泣菫 「茶話」
...あの時もこれとおんなしやうな情態でこんな風なことを爲たり言つたりした...
竹久夢二 「砂がき」
...この情態がつゞけば自滅の外はない...
種田山頭火 「其中日記」
...これが人間の健全な情態であり...
種田山頭火 「其中日記」
...夷(い)人の情態を見聞し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その頃の芝居は随分舞台で猥褻な情態をして...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...かかる情態に適応したものであって探偵小説が流行したものの如くである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...殿様の借銭は殖えるばかりという情態ゆえ...
服部之総 「志士と経済」
...本書はもっぱら中津旧藩士の情態(じょうたい)を記(しる)したるものなれども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...これは人生に苦楽相伴うの情態を知らずして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...抑々小説は浮世に形(あら)われし種々雑多の現象(形)の中にて其自然の情態(意)を直接に感得するものなれば...
二葉亭四迷 「小説総論」
...各国の情態が許すところの出生超過を適当に斟酌すれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...きっとその容態や情態を知らせ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼の神経の情態が僕に感応して来るような気がする...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...すぐ彼らの表情態度を通して彼らの内部の傾向を発見する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかもそれに伴なってその当時の経済情態を一部分なりとも知ることができ...
柳田國男 「地名の研究」
...ぼくは東京の戦後情態などをはなして...
吉川英治 「随筆 新平家」
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