...彼女の詩には抒情性があふれている...
...彼の音楽は抒情性に富んでいる...
...この小説は抒情性に欠けていると批判されている...
...彼の絵には抒情性が表現されている...
...抒情性をより深く理解するために、詩の勉強を始めた...
...しかれども真理は過敏の情性を錬(ね)り無限の苦痛の中より無限の勇気を生ずるものなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...更に近世的人間苦の抒情性...
高村光太郎 「ミケランジェロの彫刻写真に題す」
...世にも恐るべき変質的色情性を暴露せるものか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...後の方の一面を道徳の心情性(ゲミュート)と呼ぶことが出来ると思う...
戸坂潤 「思想としての文学」
...道徳の習俗性と心情性とが実際問題としてどう結合するかということに...
戸坂潤 「思想としての文学」
...人類の理性と情性とを進歩せしめる動力は事実上全く失われることは火を睹るよりも瞭らかである...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...而かも一方に於ては情性の要求よりしては...
朝永三十郎 「學究漫録」
......
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二葉亭(ふたばてい)の『浮雲』や森先生の『雁(がん)』の如く深刻緻密(ちみつ)に人物の感情性格を解剖する事は到底わたくしの力の能(よ)くする所でない...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...高まりゆく白鳳の抒情性の発露に外ならない...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...百済観音の手指の抒情性を...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...人間の情性を喪失したような異常者の集団だった...
久生十蘭 「ノア」
...青潮にはその中に作者の心が溶けてゐて抒情性がそこに生れるのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...非人情性とに義憤を持ち続けてゐるのであつた...
牧野信一 「円卓子での話」
...薄情性を痛いように感じ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私に芭蕉の抒情性をかけとのこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日本文学の抒情性というものは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日本文学の抒情性ということはこんなところにさえひっかかりをもっていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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