...彼女の詩には抒情性があふれている...
...彼の音楽は抒情性に富んでいる...
...この小説は抒情性に欠けていると批判されている...
...彼の絵には抒情性が表現されている...
...抒情性をより深く理解するために、詩の勉強を始めた...
...世にも恐るべき変質的色情性を暴露せるものか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...後の方の一面を道徳の心情性(ゲミュート)と呼ぶことが出来ると思う...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この心情性が道徳意識の凡てであるので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...人類の理性と情性とを進歩せしめる動力は事実上全く失われることは火を睹るよりも瞭らかである...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...知の要求に基ける實在の觀念と情性の要求に基ける『善』の觀念とを一緒にしたものであつて...
朝永三十郎 「學究漫録」
...二葉亭(ふたばてい)の『浮雲』や森先生の『雁(がん)』の如く深刻緻密(ちみつ)に人物の感情性格を解剖する事は到底わたくしの力の能(よ)くする所でない...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...この吉之助といふ男には並々ならぬ純情性もありますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宗教的にさへも近いところの純情性であつた...
萩原朔太郎 「本質的な文學者」
...センチメンタルとしての抒情性もない...
萩原朔太郎 「流行歌曲について」
...人間の情性を喪失したような異常者の集団だった...
久生十蘭 「ノア」
...めぐり逢うとも思っていなかったやさしげな情性に触れたよろこびでレミュは酔ったようになり...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...我々は政治の論理の非情性を思わずにはいられない...
三木清 「政治の論理と人間の論理」
...そこにある抒情性のゆたかさというようなものは...
宮本百合子 「新しい美をつくる心」
...伝統的な主情性の克服の可能も...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)」
...しかもその抒情性がいかにも東洋風で...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...後篇の抒情性そのものさえごく観念的にまとめあげられている作品であるから...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...日本文学の抒情性特輯の由です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それがまた当該土地の事情性質を...
柳田國男 「地名の研究」
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