...――動悸(どうき)は躍(をど)つて...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...自分は胸に動悸するまで...
伊藤左千夫 「奈々子」
...動悸がし始めたので...
梅崎春生 「幻化」
...動悸(どうき)が高鳴って...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...カチン火花ヒュッ――ヒュッ火花火花汗――熱狂動悸熱い呼吸血の熱狂肉の躍動汗熱い呼吸心臓の鼓動は綱の上に波打った...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...胸が妙に動悸してきた...
豊島与志雄 「未来の天才」
...胸は悸々(どきどき)するし必死の場合となった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...まだ動悸の納まらぬらしい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...胸に激しい動悸が打ちはじめ...
林芙美子 「婚期」
...生来(せいらい)心臓の力弱き妾は忽(たちま)ち心悸(しんき)の昂進(こうしん)を支え得ず...
福田英子 「妾の半生涯」
...心臟はその動悸(どうき)を數へ得ない程早く打つてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...俄(にわ)かに胸の動悸(どうき)が高まった...
堀辰雄 「菜穂子」
...激しい動悸を静めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...胸の悸(どき)つくことや...
室生犀星 「三階の家」
...動悸をさせてびくびくしながら遣って来て...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...女は動悸(どうき)がし出した...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...なおじっと気を落ち付けて動悸を鎮めて...
夢野久作 「白髪小僧」
...動悸が激しく打つた...
横光利一 「悲しめる顔」
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