...不思議に動悸もしない...
石川啄木 「鳥影」
...――動悸(どうき)は躍(をど)つて...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...動悸(どうき)が早くなって...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...動悸が鉄槌を打ち込むようにガンガン響いた...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...胸の動悸(どうき)が感ぜられた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...胸は悸々(どきどき)するし必死の場合となった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...田中君の胸はいつかトキントキンと動悸(どうき)を打っていた...
橋本五郎 「小曲」
...ゆき子は激しい動悸(どうき)をおさへて...
林芙美子 「浮雲」
...動悸がして語尾が嗄(かす)れた...
久生十蘭 「虹の橋」
...彼の心臓はまたもとのように規則正しく動悸を打っていた...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...俄(にわ)かに胸の動悸(どうき)が高まった...
堀辰雄 「菜穂子」
...門が開いた時は尚更胸の動悸がひどかつた...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...自分も何だか酷く動悸が高まつて...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...あたしの胸はまだこんなに強く動悸(どうき)を打っているし...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...動悸(どうき)をおぼえたように...
吉川英治 「親鸞」
...動悸がなかなかしずまらない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人知れず動悸(どうき)が打って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...恐ろしいたたかいが自分の中で動悸していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??