...顔をゆがめ転げまわって悶々とするそうだ...
海野十三 「火星探険」
......
田中貢太郎 「愛卿伝」
...初恋の人と別れてからの悶々(もん/\)の情を晴らしたのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...このただごとならぬ悶々の情...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...悶々(もんもん)を慰めるという術(すべ)もあろうが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...終日反転悶々して苦しんだが...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...一晩中悶々として森木はとこの中で弁解の方法を考えたが結局いい考えは出なかったわけなのだ...
浜尾四郎 「正義」
...即ち作者は圓朝若き日のそが悶々の姿をば...
正岡容 「小説 圓朝」
...衰弱とみに加はり昼夜悶々(もんもん)...
正岡子規 「墨汁一滴」
...悶々(もだ/\)する...
三島霜川 「平民の娘」
......
山之口貘 「詩とはなにか」
...兄者人(あにじゃひと)もさぞ悶々としているだろうに...
吉川英治 「私本太平記」
...蔦之助(つたのすけ)はまた悶々(もんもん)とだまって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...悶々(もんもん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...悶々と自分を持てあましているかに見えた...
吉川英治 「親鸞」
...自暴と悶々(もんもん)の影が濃(こ)い...
吉川英治 「随筆 新平家」
...生涯男がいもなく悶々と陽かげの悩みと侮蔑(ぶべつ)の下に生きているのと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...……生きたところで――)と、右腕のない傷口の痛みに眉をふさぎ、悶々と、夜の明けるのを恐ろしく思った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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