...逆八(さかさ)の字の髯(ひげ)を掻きむしつて悶々する者は...
石川啄木 「閑天地」
...悶々(もんもん)として下宿の一室に閉じ籠り...
海野十三 「地球盗難」
......
田中貢太郎 「愛卿伝」
...僕は悶々とのたうち回り...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...母は胸中の悶々を漏らすべきただ一の道として...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...暁方(あけがた)まで悶々(もんもん)するのだが...
徳永直 「冬枯れ」
...悶々(もんもん)たる人間の利己主義を脱して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...俗人察々トシテ我獨リ悶々タリ...
中島敦 「かめれおん日記」
...悶々(もん/\)として七...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...烈(はげ)しい情火に反転悶々(もんもん)することだった...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...そこで悶々(むしゃくしゃ)する...
二葉亭四迷 「浮雲」
...明かりが気になり悶々として...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...それで唯(ただ)氣が悶々して...
三島霜川 「平民の娘」
...――その悶々(もんもん)たる彼をも...
吉川英治 「私本太平記」
...悶々(もんもん)とやり場のない心を訴えようとしたのか...
吉川英治 「新書太閤記」
...悶々(もんもん)と並ぶ二ツ枕に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...空を見――水を見――武蔵は悶々と橋の欄干を抱いていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...苦手なものはねえ)悶々(もんもん)として...
吉川英治 「無宿人国記」
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