...悲しむべし京城の内外陰時常ならずして一團の低氣壓四大門上を去らず宮内府にては近日女宮を廢し李宮相の歸國を待ちて雅悲四千餘名解散し根本的の肅清を圖ると揚言しつゝありて庶政漸く其緒につくものの如しと雖ども社面には幾多の暗流横溢するものと見え廿八日京城發電は嚴妃の姉聟にあたる閔某が太皇帝及び嚴妃の密旨を受けて大金を携帶し...
石川啄木 「雲間寸觀」
...身体(からだ)を悶(もだ)えて泣き悲しむを寛々(ゆるゆる)と打見遣り...
泉鏡花 「活人形」
...悲しむよりも恐れているのだ...
江戸川乱歩 「疑惑」
...悲しむのか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...しかし悲しむべきことには一方に妻子を控えていた余は決してその昔し――道灌山以前に――余が居士の周囲に影の濃かった時代に比べると何処(どこ)となく不純なところがあった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...一生懸命科学の進歩を妨害しているという悲しむべき結果になる事もあるようである...
寺田寅彦 「スパーク」
...また自分たちの薫陶(くんとう)の力の足りなかったことを悲しむであろう...
永井荷風 「西瓜」
...別に嘆き悲しむに当たらない...
永井隆 「この子を残して」
...悲しむ段となつてだけ無意識なんてことがありませうか? それは考へられません...
中原中也 「小林秀雄小論」
...娘の不始末を悲しむの余り卒中を起して死んだ――と発表したのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...沢田は今頃どんなに幸福に暮してゐるかわからない……」もう悲しむまい...
牧野信一 「月下のマラソン」
...そういうことを真の悲しむべきこと...
宮本百合子 「女の歴史」
...ただ帰って来ない昔の恋人を悲しむ心を慰めるために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明石(あかし)が蔭(かげ)にいてこの晴れの式も見ることのできないことを悲しむふうであったのを哀れに思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の悲しみと同時に恋人の悲しむのを見るのは堪えがたい気のする督であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...汚れたものとして嫌悪(けんお)をお続けになった自分の肉体を悲しむ心が出家のおもな動機になり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さだめし蔭ではそれを悲しむ名なし草もあろうに……などと申しおったが...
吉川英治 「私本太平記」
...大いにこれを悲しむ者があり...
吉川英治 「新書太閤記」
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