...自分のキリスト教徒の旅人の歌のある節から今発している悪魔的な傲慢(ごうまん)心や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...悪魔的な暗澹たる気持に浸ってる時や...
豊島与志雄 「父母に対する私情」
...仏像破壊を道楽にして居る悪魔的な丈太郎にも...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...許嫁の夫を悪魔的な道楽から救い出そうとしたのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...どんなに悪魔的なものであったか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんな悪魔的な事をやり乍らも...
野村胡堂 「百唇の譜」
...誰か一人の天使をものにするのは簡単じゃないかという悪魔的な考えが走り過ぎるのを彼は見た...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...口を極めて罵るような悪魔的なものでもなかった...
久生十蘭 「泡沫の記」
...生まれながらあらゆる悪魔的なものを身につけたような男だった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...この家に来たのは私に会うためです」サトーリスが悪魔的な笑いを浮かべた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...とんでもないひどい悪魔的な仕業(しわざ)です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...それは一種の新聞記者本能で、あの墓原の鯉幟が、何かしら面白い記事になりそうに直感されたからでもあったろう……が……一方から考えるとこの時既に、アノ鯉のぼりが象徴している不可思議な、悪魔的な魅力が、グングンと私の心を引き寄せていたのかも知れない...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...悪魔的な微笑(ほほえ)みが自(ひとり)でに唇(くち)の辺へのぼってくる――(俺は何も知らぬ間に...
吉川英治 「夏虫行燈」
...そこまで悪魔的な気持がもち続けられるか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...彼らの冒したがるスリルと集団性が醸(かも)し合う小悪魔的な跳躍なのだ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...醜いが人を魅する悪魔的な眼付...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
...泡立つ天頂の雲の中にちらりと見えた一つの幻想的で悪魔的な姿...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...悪魔的な男であったにしても...
蘭郁二郎 「鉄路」
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