...悪鬼のように物凄いものだった...
海野十三 「恐しき通夜」
...悪鬼の首(かしら)...
太宰治 「誰」
...みるみる悪鬼の笑ひに変つていつた...
太宰治 「火の鳥」
...搦(から)め捕ってこれへ引き据えエ!」青筋たてた悪鬼のような主人の下知(げじ)に...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...悪鬼のような叫びをあげながら...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...わアーという、喚声をあげながら、悪鬼のように、「博士をやっつけろ」「おやじを殺せ」「日本の少年を、渡せ」と、口々にわめき立てて、すでに、扉(ドア)の近くまで迫った...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...彼の魂は内心の悪鬼のために分裂させられていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...悪鬼のように恐ろしく映ったでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのあいだに私の気質や性格は一般に――酒癖という悪鬼のために――急激に悪いほうへ(白状するのも恥ずかしいが)変ってしまった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...悪鬼のさまとなりました...
吉川英治 「江戸三国志」
...怒るときは悪鬼の如く...
吉川英治 「三国志」
...彼は悪鬼のような甥を...
吉川英治 「新書太閤記」
...悪鬼の跳躍をほしいままにして...
吉川英治 「平の将門」
...外道悪鬼の遊び場か...
吉川英治 「茶漬三略」
...悪鬼のように斬ってかかる孫兵衛の死にもの狂いに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...悪鬼のように憎むところがあろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...夜もすがら彼を悪鬼のように歩かせた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...南極という名のこの死の世界を初めて見てからずっと私の心に取り憑いていたものだ――悪鬼の如きレン高原...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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