...傍若無人(ぼうじゃくぶじん)の悪虐振(あくぎゃくぶ)り!少年探偵団の同志五人...
海野十三 「少年探偵長」
...世に知られぬ悪虐...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かなり誤っている記事であろうが、それを明らかに正誤もしないで、恬然(てんぜん)、また冷然、否むしろ揚々として自得の色あるはどうか、文壇に著名なる氏が、一身に負える醜名は、小説壇全体の醜声悪名とならざるを期せざるなりと責め、――いわゆる実験とは如何、不義醜徳を観察するの謂(いい)か、みずからこれを行うの謂か、もし後者なりとせば、窃盗(せっとう)の内秘を描かんとするときは、まず窃盗たり、姦婦(かんぷ)の心術を写さんとするときは、みずからまず姦通を試みざるべからず――と、悪虐を描くためには、悪虐し、殺人にはみずから殺人するか、そんな世間法(せけんほう)な賊は、文壇にどんな功があろうとも齢(よわい)するを屑(いさぎ)よしとしない...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...その犠牲となったものは常に悪虐極まりない人物であった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ポーランド王ポピエル悪虐度(ど)に過ぎしを諫(いさ)めた者あり...
南方熊楠 「十二支考」
...この二つの悪虐な力によって破壊を蒙った人間性の恢復と未来の勝利のためにささげられる...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第七巻)」
...あんな悪虐無道な人間のお慈悲で生きたくなかったからか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...悪虐のかぎりを尽し...
吉川英治 「三国志」
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