...彼女は相手を悪罵していた...
...彼は悪罵を浴びせられてしまった...
...彼女は悪罵で相手を激怒させてしまった...
...悪口と悪罵の違いを教えてください...
...場が乱れるので、悪罵はやめましょう...
...彼等の悪罵はいっそう激しくなった...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...火事は一夜で燃え尽しても、火事場の騒ぎは、一夜で終るどころか、人と人との間の疑心、悪罵(あくば)、奔走(ほんそう)、駈引(かけひ)きは、そののち永く、ごたついて尾を引き、人の心を、生涯とりかえしつかぬ程に歪曲(わいきょく)させてしまうものであります...
太宰治 「女の決闘」
...悪罵(あくば)を投げる人を...
太宰治 「自作を語る」
...兄のしつっこい悪罵と叱責とを...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...悪罵にあらずんば阿諛のみ...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...すべての人がそうであるように、どうにか食えるようになるまでには、無数の嘲笑と、悪罵と、陥穽(かんせい)の中をくぐり抜けなければならなかった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...源吉は思う存分の悪罵(あくば)を浴びせました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悪罵と賞讃は雨の如くにこれに注いだ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...なんてイヤらしい男なんだ」という悪罵と...
山川方夫 「愛のごとく」
...悪罵(あくば)と暴力で搾りあげた...
山本周五郎 「七日七夜」
...或る種の人々は分らないと云って悪罵した...
横光利一 「新感覚論」
...もう怨みや悪罵は吐き尽している...
吉川英治 「大岡越前」
...時親の頭上へ悪罵をあびせかけるやいな...
吉川英治 「私本太平記」
...口ぎたない悪罵(あくば)にまでなって...
吉川英治 「新書太閤記」
...悪罵(あくば)を戦わせていたかとみるまに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼への唾(つば)ともなり悪罵(あくば)や石つぶてになるべきなのに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼を悪罵(あくば)し...
吉川英治 「親鸞」
...他家へ嫁がせる娘にあらぬ悪罵(あくば)を浴びせたのみか...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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