...彼女は相手を悪罵していた...
...彼は悪罵を浴びせられてしまった...
...彼女は悪罵で相手を激怒させてしまった...
...悪口と悪罵の違いを教えてください...
...場が乱れるので、悪罵はやめましょう...
...外国人は、この国の人々が何をやるのにもゆっくりしているので、辛棒しきれなくなるが、彼等は如何にも気立てがよく、物優しいから、悪罵したり、疳癪を起して見せたりする気にはなれない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ひとりでも多くのものに審判させ嘲笑させ悪罵(あくば)させたい心からであった...
太宰治 「狂言の神」
...さっきの悪罵の返礼をしようと...
太宰治 「乞食学生」
...なんて悪罵(あくば)したものであるが...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...三行悪罵(あくば)を加えたことなんかは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...群集が彼らに悪罵(あくば)の声をかけ始めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悪罵の言いぶりも...
中里介山 「大菩薩峠」
...その悪罵(あくば)には毒を含んでいませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...すべての人がそうであるように、どうにか食えるようになるまでには、無数の嘲笑と、悪罵と、陥穽(かんせい)の中をくぐり抜けなければならなかった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...悪罵を撒き散らしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...署長はちょっとこっぴどい悪罵をさしはさむ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...と悪罵(あくば)が出た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...今では互ひに悪罵をもつて感投詞を投げ合ふ以外には断じて通常の会話は交へぬ程の敵味方となり変つてゐた...
牧野信一 「ゾイラス」
...悪罵と賞讃は雨の如くにこれに注いだ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今は何ものをも悪罵せずにはおれぬという軽薄さにさえ変じて来ている...
横光利一 「欧洲紀行」
...もう怨みや悪罵は吐き尽している...
吉川英治 「大岡越前」
...山上に向って悪罵すること...
吉川英治 「三国志」
...悪罵(あくば)を戦わせていたかとみるまに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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