...彼女は相手を悪罵していた...
...彼は悪罵を浴びせられてしまった...
...彼女は悪罵で相手を激怒させてしまった...
...悪口と悪罵の違いを教えてください...
...場が乱れるので、悪罵はやめましょう...
...さらにこれに加うるに、馬鹿げた悪罵と、傲慢な軽蔑と、卑劣なる讒誣とをもってする...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...その非私なる者の花鳥諷詠に悪罵(あくば)を加えることもこれまた当然な事である...
高浜虚子 「俳句への道」
...火事は一夜で燃え尽しても、火事場の騒ぎは、一夜で終るどころか、人と人との間の疑心、悪罵(あくば)、奔走(ほんそう)、駈引(かけひ)きは、そののち永く、ごたついて尾を引き、人の心を、生涯とりかえしつかぬ程に歪曲(わいきょく)させてしまうものであります...
太宰治 「女の決闘」
...悪罵(あくば)を投げる人を...
太宰治 「自作を語る」
...謂れない悪罵を逞うした折も黙視して...
土井晩翠 「漱石さんのロンドンにおけるエピソード」
...岡っ引奴」平次を睨んで悪罵の荒らしを浴びせるお比奈は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...と悪罵(あくば)が出た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...今では互ひに悪罵をもつて感投詞を投げ合ふ以外には断じて通常の会話は交へぬ程の敵味方となり変つてゐた...
牧野信一 「ゾイラス」
...様々な悪罵を放つた...
牧野信一 「創作生活にて」
...悪罵せられなどして...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...悪罵と賞讃とは共にそれに雨と注いだ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そのために一部の者からは脳軟化症だなどと悪罵された批評家エリアスは...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...それは例の悪罵(あくば)の始まる前兆なのだが...
山本周五郎 「さぶ」
...ペローとフランソアが悪罵をあびせ料理道具で攻撃してきたので...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...口ぎたない悪罵(あくば)にまでなって...
吉川英治 「新書太閤記」
...悪罵(あくば)を戦わせていたかとみるまに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼への唾(つば)ともなり悪罵(あくば)や石つぶてになるべきなのに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼に反感をもつ者の悪罵(あくば)なども言いふらされた...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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