...彼は悪筆なので、手紙を書くのに時間がかかる...
...悪筆の私でもこの字は読めます...
...先生に添削してもらったら、悪筆が直って見違えるほど綺麗になった...
...大事な書類は悪筆の彼には頼めない...
...悪筆だと言われるけれど、自分では気に入っている字です...
...カアライルも名高い悪筆家で...
薄田泣菫 「茶話」
...文字さえ乱れて、細くまた太く、ひょろひょろ小粒が駈けまわり、突如、牛ほどの岩石の落下、この悪筆、乱筆には、われながら驚き呆れて居ります...
太宰治 「虚構の春」
...再々悪筆をお目にかける失礼...
太宰治 「虚構の春」
...そしてM氏のために悪筆を揮ふ...
種田山頭火 「行乞記」
...色紙に悪筆を揮ふ...
種田山頭火 「行乞記」
...揮毫、いつものやうに、悪筆の乱筆...
種田山頭火 「其中日記」
...悪筆の代償として...
種田山頭火 「其中日記」
...そして悪筆を揮つた...
種田山頭火 「其中日記」
...暮羊君来庵、同道して、四時の汽車で防府へ行く、令兄のところで御馳走になる、悪筆を揮ふ、十時の汽車で帰る、駅前でIさんに逢ふ、三人で飲む、近来にない愉快な一夜だつた...
種田山頭火 「旅日記」
...悪筆の乱筆を揮ふ...
種田山頭火 「旅日記」
...悪筆をふりまはした...
種田山頭火 「道中記」
...例の悪筆を申立てゝ逃げる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...美婦は多く悪筆で...
豊島与志雄 「録音集」
...また悪筆の手紙が来ております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悪筆にても骨なしにても...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...それでは悪筆乱文お許し下さいませ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...妻は二十年前の悪筆を見て耻ぢた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...そう人前に出せない悪筆とも自身卑下(ひげ)はしていない...
吉川英治 「新書太閤記」
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