...この悪神を追払うために...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...善神悪神数日後、速水(はやみ)荘吉、あるいは綿貫(わたぬき)清二、あるいは鮎沢(あゆさわ)賢一郎、あるいは殿村啓介(けいすけ)、あるいは宮野緑郎、あるいは佐川春泥(しゅんでい)、その他無数の名を持つ影男は、帝国ホテルの一室におさまっていた...
江戸川乱歩 「影男」
...ぼくは悪神になる場合が多いが...
江戸川乱歩 「影男」
...悪神(わるがみ)どもから苦しめられている...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...方々の険阻(けんそ)なところにたてこもっている悪神(わるがみ)どもを...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...悪神を射たりし矢の来つるならば...
高木敏雄 「比較神話学」
...是を以て、悪神の音ない、狭蝿なす皆わき、万の物の妖、吹く風の如くに皆発ると云い、或は又、素雲嗚尊は、是れ、性残害を好む...
高木敏雄 「比較神話学」
...之を悪神とするに至りしなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...宗教的意義での邪霊悪神を掃蕩せられたことはいわれているが...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...此の二神は共に有力な悪神として聞こえている...
中島敦 「南島譚」
...悪神は常に鄭重に祭られ多くの食物を供えられる...
中島敦 「南島譚」
...海嘯(かいしょう)や暴風や流行病は皆悪神の怒から生ずるからである...
中島敦 「南島譚」
...力ある悪神・椰子蟹と蚯蚓とが哀れな男の祈願を聞入れたのかどうか...
中島敦 「南島譚」
...この悪神は神を信ずる者を何とかして傷つけようとしている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...そよ風が吹くたびにこれまで気づかなかった悪神たちの囁き声が聞こえ...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...故悉殺其悪神...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その花々しい悪神祭却(あくじんさいきゃく)の式を真似するようになってしまった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ある荘園の境端外来の悪神を防ぐに必要なる地点に...
柳田國男 「名字の話」
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