...のっぺりとした無髯(むぜん)の悪相が現れて来た...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...きまり悪相(わるそう)にそんなことを叫んで...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...猫をかぶって愛想よくした悪相な顔をしていた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...その評判は好悪相半ばしているようだが...
戸坂潤 「私の見た大学」
...あの死骸の悪相だ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...――何という悪相でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二た眼と見られない悪相ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五十前後の鬼が霍乱(かくらん)を患ったような悪相の武家...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――死顔を見るとあの女には悪相がありますぜ」ガラッ八の報告はさすがに平次を驚かせました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その思いの外なる悪相や...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この逞しい悪相と言ってもよいほどの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この悪相と言ってもよい男から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おそろしい悪相です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怨女の悪相は無くなってしまった」まこと...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...こりゃいったいどうしたわけのもンだろう」悪相というのではないが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...見るからに悪相だからねえ...
久生十蘭 「金狼」
...この三の暴悪相があるからだと教え食(じき)を受けて去った...
南方熊楠 「十二支考」
...常の悪相に加えて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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