...もちろん悪法も法律上は成立しているが、それが正しい法であるとは言えない...
...悪法もまた法なりという言葉に救われた人も多いだろう...
...この国では悪法もまた法なりという原則によって、正義とは無関係に裁きが下されることがある...
...悪法もまた法なりと言われるが、ふさわしい法律制定が必要である...
...人々が悪法もまた法なりと思わず、正しい法を求めて行動することが大切である...
...その立法権を行使して国民の意志や利益とはまつたく相反した悪法を...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...人民がその悪法に苦しんだので路傍へそれを謗った詩を題した者があった...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...どんな悪法悪制も或る程度まで善導出来るのだから...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そんな悪法を書いたのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかるにその節を屈して政府人造の悪法に従うは...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...天賦(てんぷ)自由の権利あるを知らず己(おの)れがために如何(いか)なる弊制悪法あるも恬(てん)として意に介せず...
福田英子 「妾の半生涯」
...その悪法とこれが悪運用は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その法既に悪法である...
宮沢賢治 「疑獄元兇」
...その悪法について正面から発言できるものは...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...権力が悪用しようとするすべての悪法への嫌悪と...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...三宅正太郎によってさえも悪法として警戒されていた治安維持法は...
宮本百合子 「現代の主題」
...この悪法が撤廃され...
宮本百合子 「行為の価値」
...悪法犠牲者が、そのとき英雄と見られた...
宮本百合子 「行為の価値」
...未曽有(みぞう)の悪法令を出したほか...
山本周五郎 「山彦乙女」
...その生母や悪僧の言(げん)を容(い)れて――生類(しょうるい)おんあわれみ――などという悪法律をもって...
吉川英治 「大岡越前」
...みずから悪法を作って...
吉川英治 「大岡越前」
...意地悪法師に思えもしたが...
吉川英治 「私本太平記」
...無意識な刃(やいば)の下に、現世の悪法を、完全に無視し去ってしまったのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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