...まゝ想はざる悪水悪天候に遭ひ...
石井研堂 「研堂釣規」
...どろりとした汚い悪水(おすい)が...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...……・あてもなくさまよう笠に霜ふるらしい寝るところがみつからないふるさとの空・火が燃えてゐる生き物があつまつてくる□起きるより火を焚いて悪水にそうて下る(万田)磯に足跡つけてきて別れる耕す母の子は土をいぢつて遊ぶ明日の網をつくらうてゐる寒い風別れきてからたちの垣身すぎ世すぎの大地で踊る・夕べの食へない顔があつまつてくる・霜夜の寝床が見つからない十二月十六日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...「この水が実にひどい悪水でね...
徳田秋聲 「和解」
...どんな悪水でも一滴得られたらと...
久生十蘭 「地底獣国」
...五月でなくっても悪水の注ぐ水で発生した牡蠣は往々中毒する...
村井弦斎 「食道楽」
...そういう悪水の味は御存じでしょうに...
吉川英治 「新書太閤記」
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