...彼はそんなことをしたとしても、悪気はないと思う...
...彼女の言葉には悪気があるように感じた...
...悪気なく言っただけなのに、彼女から怒られた...
...彼の行動には悪気がなく、誤解されたようだ...
...悪気があってやったことなのか、それともただのミスなのか確認してみよう...
...悪気らしいものは...
芥川龍之介 「運」
...彼は悪気のないニタニタ笑いをしながら...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...悪気があっての事ではないと...
伊藤左千夫 「浜菊」
...この気中に含む悪気すなわちガスの種類によって...
井上円了 「おばけの正体」
...少(わか)いおりに悪気(わるげ)のない不良少女団長であった彼女の...
徳田秋声 「仮装人物」
...今日は左様な悪気はことごとく消滅しているに相違ござりませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...決して悪気でしたことではございません」幸吉は板敷の上に額を埋めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悪気はなかったのですが大胆な発言をしてしまい...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...あらわしましたな」悪気(わるげ)でなく...
火野葦平 「花と龍」
...私の何んの悪気もなしに云った言葉をもお前への中傷のようにとったのだろうか...
堀辰雄 「菜穂子」
...それが分からないうちは彼女はそう云う相手の悪気のなさそうな様子にも何か絶えずいらいらし続けていなければならなかった...
堀辰雄 「菜穂子」
...百姓の娘が増長して、悪気取りをして、こういうむちゃくちゃをいったとすれば、それでいいかもしれないが、作者はそういう気持で書いたものとも思われない...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...悪気が有る訳でも無かろよ...
三好十郎 「妻恋行」
...(間の悪気に言い淀(よど)む...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...もちろん悪気などは少しもない女で...
山本周五郎 「柳橋物語」
...恋と恋の生々(なまなま)しい争い――それらの悪気をふくんだ険(けわ)しい嵐の前兆が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...部屋にかえるとアダは体操を開始してポスト孔から大洋に向って胸の悪気流を吐き出した...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
...さっきは別に悪気はなかったんだから赦しておくれ――なんていう口上は...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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