...彼はそんなことをしたとしても、悪気はないと思う...
...彼女の言葉には悪気があるように感じた...
...悪気なく言っただけなのに、彼女から怒られた...
...彼の行動には悪気がなく、誤解されたようだ...
...悪気があってやったことなのか、それともただのミスなのか確認してみよう...
...悪気がなくって、悪口(あっこう)を、何だ、洒落(しゃれ)だ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...それでいてしっかりしていて、悪気がなくて、蠅一匹だって殺さない男ですから、みんなから可愛がられましたよ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...たいして悪気はなかった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...「悪気で申したことではないぞ...
直木三十五 「南国太平記」
...お前さんは学生上りで悪気がないから...
永井荷風 「ひかげの花」
...怒気も悪気も消えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...その他に悪気のない事は...
夏目漱石 「行人」
...中国の病理学は風、冷、乾、湿、愛、悩、毒、悪気、想像動物、を病気の原因とみなしている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...十手を突っ張らかしてパイ一にあり付くほどの悪気はなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悪気は無いが生意気で困ります」「フ――ム」平次は黙り込んでしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このほうが悪気がなく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...私の何んの悪気もなしに云った言葉をもお前への中傷のようにとったのだろうか...
堀辰雄 「菜穂子」
...振り向くだに因果な悪気に誘はれた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...悪気が有る訳でも無かろよ...
三好十郎 「妻恋行」
...来いと言ったら持って来ねえか!仙太 長五、てめえまた、素人衆に喧嘩売る気か? 爺さん、こんな男だ、悪気はねえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...(ひどく間の悪気に...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...悪気のない奴じゃが...
吉川英治 「銀河まつり」
...悪気流の支度は充分にできており...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??