...彼はそんなことをしたとしても、悪気はないと思う...
...彼女の言葉には悪気があるように感じた...
...悪気なく言っただけなのに、彼女から怒られた...
...彼の行動には悪気がなく、誤解されたようだ...
...悪気があってやったことなのか、それともただのミスなのか確認してみよう...
...いかにも極悪気(きまりわるげ)であつた...
石川啄木 「鳥影」
...決して悪気があったんじゃありません...
泉鏡花 「婦系図」
...何の悪気も無かつたのだ...
太宰治 「お伽草紙」
...悪気の無い、いいひとや...
太宰治 「パンドラの匣」
...悪気のない笑顔を見せながら言った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...悪気じゃなかったんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若い人にはそれ位の悪気があっても決して悪くはないだろう...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...何も悪気があったわけじゃアないのかもしれんよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...それでも自分には何の悪気もないのよとべんかいめいた気持ちにもなるのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...こんな悪気(あっき)が立ちのぼるのだろうて……」ひょろ松は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この辺の黒人は、なにしてやっても喜ばない憂鬱なやつらで、悪気はないが、愚鈍で、不潔で、二た目と見られないような様子をしている...
久生十蘭 「海難記」
...四芸術祭(レ・キャザール)にフレッドさんが身体中に銀粉を塗って〈へール・コロンビア〉を歌いながらブゥルヴァルを裸で歩きまわったことだの……親切で悪気がなく...
久生十蘭 「だいこん」
...あらわしましたな」悪気(わるげ)でなく...
火野葦平 「花と龍」
...来いといったら持って来ねえか!仙太 長五、てめえまた、素人衆に喧嘩売る気か? 爺さん、こんな男だ、悪気はねえ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...金吾 そらあ、しかし、あん時はお前があんまり壮六ば叩きなぐるもんで、見るに見かねて俺あ、ただナニしただけで別に悪気あ無かったこって――喜助 へっ、悪気がなくて、どうしてシトのこと三間も投げとばせるけえ? はは、あん時あ俺あ、じょうぶ酔っていたからな、どんなあんべえで取って投げられたのか、わからんかった...
三好十郎 「樹氷」
...この夫人の悪気のない無分別のほうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...悪気ではないのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...部屋にかえるとアダは体操を開始してポスト孔から大洋に向って胸の悪気流を吐き出した...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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