...彼はそんなことをしたとしても、悪気はないと思う...
...彼女の言葉には悪気があるように感じた...
...悪気なく言っただけなのに、彼女から怒られた...
...彼の行動には悪気がなく、誤解されたようだ...
...悪気があってやったことなのか、それともただのミスなのか確認してみよう...
...腐敗したものが発散する悪気がむうッとあがって来て...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...いかにも極悪気(きまりわるげ)であつた...
石川啄木 「鳥影」
...智恵子は耳の根まで紅くして極悪気(きまりわるげ)に俯向いてゐた...
石川啄木 「鳥影」
...極悪気(きまりわるげ)な様子を見て...
石川啄木 「鳥影」
...バラの上をはひまはつてゐるのは悪気があつてではありません...
鈴木三重吉 「かたつむり」
...何も悪気じゃなえんだよ……困ったのう」と友達は...
橘外男 「仁王門」
...庸三と悪気のない挨拶(あいさつ)を交すと...
徳田秋声 「仮装人物」
...至る所に腐爛(ふらん)と悪気とがある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お前さんは学生上りで悪気がないから...
永井荷風 「ひかげの花」
...別に悪気(わるぎ)があるという訳ではなく(悪気をもつほどの頭の働きはこの人に無いと...
中島敦 「狼疾記」
...たいした悪気で言ったわけじゃあるめえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――」銭形平次に悪気があるわけでなかったのですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何も悪気があったわけじゃアないのかもしれんよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...悪気でしたわけじゃねえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...午に近い時刻なのに橋の上には殆ど人通りが絶えてゐたが彼は気まり悪気に苦笑した...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...(間(ま)の悪気(わるげ)に...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...もちろん悪気などは少しもない女で...
山本周五郎 「柳橋物語」
...悪気(わるぎ)はないほんのいたずらをなされたのであろうと...
吉川英治 「神州天馬侠」
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