...彼はそんなことをしたとしても、悪気はないと思う...
...彼女の言葉には悪気があるように感じた...
...悪気なく言っただけなのに、彼女から怒られた...
...彼の行動には悪気がなく、誤解されたようだ...
...悪気があってやったことなのか、それともただのミスなのか確認してみよう...
...』と言悪気(いひにくげ)に膝をつく...
石川啄木 「鳥影」
...自分になんらの悪気(わるぎ)はなかったものの...
伊藤左千夫 「老獣医」
...バラの上をはひまはつてゐるのは悪気があつてではありません...
鈴木三重吉 「かたつむり」
...悪気はなかったんだよ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...君の悪気でないことは...
橘外男 「仁王門」
...その言い振りには少しも悪気はございませんでした...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...悪気のないいい男で...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そしてただあの言葉は悪気で云ったのではないから許してくれるようにと在った...
豊島与志雄 「運命のままに」
...少し悪気流にはいると...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...けっして悪気があって冷かしに来た次第でない事もまた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...そんな悪気(わるげ)が微塵(みじん)もない――」「ヘエー...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...最初はたいした悪気(わるぎ)がなかったろう」「…………」平次は長谷倉甚六郎の死体を片手拝みに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十手を突っ張らかしてパイ一にあり付くほどの悪気はなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悪気があって云ったんじゃねえから...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...それでも自分には何の悪気もないのよとべんかいめいた気持ちにもなるのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...……つまり万年青の逆立ちでもおと悪気のあったのではありません...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...恩師の温情深き帽を載き悪気分一掃吾ながら驚くべきおしやべり...
牧野信一 「サフランの花」
...娘は間(ま)の悪気(わるげ)に...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
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