...悪念を抱く: to have wicked thoughts...
...彼は悪念を持っている: He has evil intentions....
...彼女は悪念を抱いているように見える: She seems to have evil intentions....
...悪念を植えつける: to instill evil thoughts...
...私たちは悪念を拭い去る必要があります: We need to rid ourselves of wicked thoughts....
...ふくしゅうの悪念に燃えた川波良斎の顔を思い出した...
江戸川乱歩 「影男」
...その斧は俺の悪念をうけついで...
江戸川乱歩 「疑惑」
...それは彼が徒刑場から持ちきたった悪念の最後の働き...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悪念と悪事との苦(にが)い味を感じたのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかし悪念を知らないものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...前者から出て来るものは何であるか? 大なる呪詛(じゅそ)、切歯、憎悪、自暴自棄の悪念、人類の団結に対する憤怒の叫び、天に対する嘲笑...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...如何なる怨恨(えんこん)悪念の焔を以てするも破りがたい闇(やみ)の墻壁(しょうへき)とでもいいましょうか...
永井荷風 「監獄署の裏」
...呪詛(じゅそ)の悪念が集中して象徴化した藁人形を取り出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...愚痴と悪念が修羅の大猛火を燃やす魔界の現出(げんしゅつ)なのであって...
久生十蘭 「鈴木主水」
...一面、洒脱で、理財にも長(た)け、落合にある病院などもうまくやり、理知と世才に事欠くように見えなかったが、内実は、悪念のさかんな、妬忌(とき)と復讐の念の強い、妙に削(そ)げた陰鬱な性情らしく、新聞社へ出かけて行って安部の讒訴をしたり、なんとかいう婦人雑誌に、「自殺した妻を想う」という公開状めいたものを寄稿し、安部が石黒の細君を誘惑したとしかとれないようないいまわしをするので、世間では、なにも知らずに安部を悪くいうようになった...
久生十蘭 「予言」
...その本意は必ずしも悪念より生じたるにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...そのはじめの本意は必ずしも悪念にあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...いかなる悪人にても、生涯の間勉強して悪事のみをなさんと思う者はなけれども、物に当たり事に接して、ふと悪念を生じ、わが身みずから悪と知りながら、いろいろに身勝手なる説をつけて、しいてみずから慰むる者あり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...悪念(わるねん)を推して...
二葉亭四迷 「平凡」
...身から出た執着の悪念で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...悪念を以て人畜を害する者で...
南方熊楠 「十二支考」
...もっとも本統の邪視のほかにインドでナザールというのがあって、悪念を以てせず、何の気もなく、もしくは賞讃して人や物を眺めても、眺められた者が害を受けるので、予これを視害と訳し置いたが、これは経文に因って見毒と極(き)めるがよかろう...
南方熊楠 「十二支考」
...御身の悪念は此の片面鬼三郎が受継ぎたり...
夢野久作 「白くれない」
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