...僕はこういう壮士芝居の中に「大悪僧」とかいうものを見...
芥川龍之介 「本所両国」
...酒代が出て来ねえや」悪僧は再び手桶を提げて...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...何時(いつ)の間にやら以前(もと)の悪僧が再現して手に鰻裂(うなぎさき)の小庖丁を持っていた...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...女が泳げると見て向河岸の悪僧は...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...悪僧の眉間に白毫(びゃくごう)を刻する如く突立った...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...悪僧このことを聞き...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...床の下には被(ひ)に包んだ悪僧の死骸があった...
田中貢太郎 「悪僧」
...その悪僧を召捕る...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...「悪僧の訴人によって...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...訥升の安珍や左団次の悪僧剛寂などもまだ目に残っている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「大悪僧」だとか...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...三千の悪僧を埋めて...
夏目漱石 「虞美人草」
...悪僧日潤(にちじゅん)を捕(と)って押えたお手先...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...一日も早く件(くだん)の悪僧を誅戮(ちゅうりく)なし...
夢野久作 「名娼満月」
...聞けば僧正の歿後悪僧によつて纔(わづ)か二百金で一俗人の手に売渡されたのだと云ふ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...その生母や悪僧の言(げん)を容(い)れて――生類(しょうるい)おんあわれみ――などという悪法律をもって...
吉川英治 「大岡越前」
...山徒の悪僧のみか...
吉川英治 「新書太閤記」
...崔道成(さいどうせい)という悪僧と...
吉川英治 「新・水滸伝」
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