...変節を悪む余りであることを知るものは少なかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...同情すべき又悪むべき虚偽に於て生きている...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...同情すべき又悪むべき虚偽を事実眼にする...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...笑うべき無知か悪むべき誇張として...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...独り好がりを人々は最も悪むであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...所謂概念をあのように悪む芸術に於てすら作品は一つの概念の(或いはイデーの)展開として説明される...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...というのはもう少し現代社会の既成機構を悪む人であり...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...悪むべき個人主義としてしか認めないのであって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...現に認識論や形而上学(之等の言葉がここでどういう意味に使われるのかに就いて私は今責任を負おうとは思わないが)を蛇蝎のように悪む一種の文学者も...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ヘーゲルの具体的普遍を悪むことW・ジェームズの右に出るものはいない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...「悪むべき阿諛者(おべっかもの)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その悪むべからざる公方様を目のかたきにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...悪むよりもむしろ恐れました...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...あらゆる悪むべき原罪とあらゆる種類の困厄とが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかも悪む可き大犯罪人である...
村山槐多 「殺人行者」
...因襲を悪むこと甚しければ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...更に名を宗教に借りて実なき者を悪む...
山路愛山 「英雄論」
...是の故に夫(かの)佞者(くちさときもの)を悪む...
和辻哲郎 「孔子」
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