...できるだけ遠くひろく魚をとり猟をするがよい――もっと遠くもっとひろく――そして悪びれずに多くの小川のふちや炉のわきで休息するがよい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「あたしがナカ(吉原)で働いてたころのおなじみさん」と自分の素姓を悪びれずに言った...
高見順 「いやな感じ」
...叱られても悪びれず...
太宰治 「新ハムレット」
...悪びれず大胆にはきはきおっしゃって...
太宰治 「新ハムレット」
...悪びれずに読んだ...
太宰治 「正義と微笑」
...」とメロスは悪びれずに答えた...
太宰治 「走れメロス」
...それでも流石(さすが)に悪びれず...
太宰治 「ろまん燈籠」
...悪びれずにこっちを見てるね...
豊島与志雄 「囚われ人」
...この頃は悪びれずに書くことにしている...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...悪びれずに喜んで...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...これからはこれも悪びれずに...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...あまり結構な話で、少し気味悪いくらいであったが、悪びれずに、有難く頂戴することにした...
中谷宇吉郎 「鳥井さんのことなど」
...友田から、一芸廻しの先登(トップ)に指名されると、悪びれず、すぐ義太夫をやろうと思い、さらに、お京に三味線を弾かせることも考えついたのであった...
火野葦平 「花と龍」
...われ聊(いさゝ)かも悪びれず...
夢野久作 「白くれない」
...陳登は悪びれず、彼の床几(しょうぎ)の前に拝伏して、「実は、父があまりにも、お留守の大役を案じるので、励ましていたものですから」と言い訳した...
吉川英治 「三国志」
...悪びれず、硬(こわ)ばらず、群集には、それが立派にすら見えた...
吉川英治 「私本太平記」
...ふたりとも、死の座にひき立てられて来ても、少しも悪びれず、「最期所(さいごどころ)はここか」と訊ね、河原の素(す)むしろに直ると、掌(て)をあわせて、頸(えり)に刃(やいば)を受けたという...
吉川英治 「新書太閤記」
...悪びれずに答えた...
吉川英治 「柳生月影抄」
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