...即ち諸悪の根源である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...罪悪の意識は寸毫(すんがう)も尊の心を煩はさなかつた...
芥川龍之介 「僻見」
...若し一般の朝鮮人が日本に対して持つ憎悪の念を緩和することが出来れば...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...すなわち患難はすべて罪悪の結果なるか如何(いかん)...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...三友は患難災禍を以(もっ)て罪悪の結果とのみ見る時代思想の中に呼吸せる人...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...人間には肉親憎悪の感情というものがあります...
江戸川乱歩 「双生児」
...私の罪悪の醜い顔が私の心の中をじっと睨みつけるのであった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...憎悪の涙か、恐怖の涙か...
太宰治 「女の決闘」
...私はやけくそで、突拍子ない時に大拍手をしてみたり、ろくに聞いてもいない癖に、然(しか)りとか何とか、矢鱈(やたら)に合槌打ってみたり、きっと皆は、あの隅のほうにいる酔っぱらいは薄汚いやつだ、と内心不快、嫌悪の情を覚え、顰蹙(ひんしゅく)なされていたに違いない...
太宰治 「善蔵を思う」
...最悪の場合の用意は出来たことになる...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...それじゃ善と悪の混血児(あいのこ)はというとほとんど出て来ないんだから...
夏目漱石 「創作家の態度」
...自分の作った罪悪の中へ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...間もなくその猫に対する嫌悪の情が心のなかに湧(わ)き起るのに気がついた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...最悪の場合を予想し...
牧逸馬 「運命のSOS」
...歌は倫理的善悪の外に立つ処に妙味はあるなり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...贅沢や遊びはとかく悪の原因になることを工藝の世界でも学ぶことが出来るのであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...およそ旗本悪のうちの典型であった彼には...
吉川英治 「大岡越前」
...いっそう険悪の度を加えていたのだった...
吉川英治 「親鸞」
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