...人を悪しざまにののしったのは...
太宰治 「HUMAN LOST」
...必ず私を悪しざまに...
太宰治 「HUMAN LOST」
...高潔の士を悪しざまに言うことは許さんぞ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...みんながわたくし一人を悪しざまに申します!」と今度はフョードル・パーヴロヴィッチのほうがわめき立てた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...世上の文学雑誌にわが身のことども口ぎたなく悪しざまに書立つるを見てさへ反駁(はんばく)の筆執(と)るに懶(ものう)きほどなれば...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...悪しざまに言いふらして...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...何彼につけて悪しざまにいった...
正岡容 「小説 圓朝」
...三日前も寄合で(たまたま自分は用事があって顔をださなかったのだったが)大ぜいの人たちのいる前で圓朝の奴は留守中俺に無断で端席を打って恥さらしな真似をしたとか何とか大そう自分のことを悪しざまに罵っていたと耳にした...
正岡容 「小説 圓朝」
...満座の中で悪しざまに師匠が自分を罵ったということをさえ...
正岡容 「小説 圓朝」
...悪しざまに罵りたまうことあたわざるべし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼のことを悪しざまにいいふらしている者どもの名を告げられても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...悪しざまにいい呪(のろ)えば...
吉川英治 「三国志」
...もし悪しざまにでも上訴されたら...
吉川英治 「私本太平記」
...古井戸で犬死した鎌田新介などは悪しざまに謳(うた)い囃(はや)された...
吉川英治 「新書太閤記」
...当家のことを悪しざまにざん訴(そ)されても困る...
吉川英治 「新書太閤記」
...将門を悪しざまにいいさえすれば...
吉川英治 「平の将門」
...父が余りに高瀬氏の人格を悪しざまに恨み罵(ののし)ったりすると...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...悪しざまに云った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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