...そのお授けになる運の善し悪しと云う事が...
芥川龍之介 「運」
...そのやりかたの良し悪しによって...
海野十三 「怪星ガン」
...つくづく芸術家という種族の人間を嫌悪した...
太宰治 「十五年間」
...悪しき交りがそれの善き光沢を………… 新約全書コリント前書第十五章第三十三節の「悪しき交りは善き行いを害うなり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その日汝(なんじ)は悪しき死を死せざるべし...
豊島与志雄 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それはさて置きかかるものに目をつくるは即ち「悪しき処に目をつくるもの」なればなり...
永井荷風 「小説作法」
...必ずしも悪しきに非ず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...今朝に至って全く悪し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...入り悪し、六分五厘か...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それからいそいで理髪店を飛び出すと、きっとゴルフ場へでも行って橇で遊ぶのだろうと思って、そっちへ行って見ようと、まだ雪の大ぶ残っている町の裏側の「水車の道」へはいって聖パウロ・カトリック教会の前まで行きかけたけれど、道は悪し、なんだか面倒くさくなって、その筋向うの裏口からホテルに飛び込んで、お茶を飲まして貰う...
堀辰雄 「雉子日記」
...不幸にして世の人皆愚にして根性悪しき故...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...tre mal がその反対で苦しき存在、悪しき在り方、病態、不幸の意...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...良かれ悪しかれだんだん栄えて行く所でも...
柳田国男 「故郷七十年」
...それらは善かれ悪しかれ...
山本周五郎 「風流太平記」
...縹緻(きりょう)の好し悪しはわからないが...
吉川英治 「江戸三国志」
...釜の新しきは悪しといいますが...
吉川英治 「新書太閤記」
...……一別以来のご無沙汰の段を、悪しからずと、一同からもくれぐれな伝言でございまして」「ヤ、お手をお上げ下さい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...悪しきことをもほめる者を軽薄者として怒るのがある...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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