...悪く言うんじゃないぜ……そこへぬっくりと顕(あらわ)れたろう...
泉鏡花 「歌行燈」
...陰で悪く言うものの...
岩野泡鳴 「耽溺」
...なんに附けても悪く言う...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...其男(それ)を悪く言うのは...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...武太さんを人が悪く言う毎(ごと)に武太さんを弁護する...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ちょっとでも彼女のことを悪く言うような当てこすりは我慢がならず...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...きたない世界のことを誰も悪く言うけれど...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...悪く言う意味で、御手際が大変好いのです...
夏目漱石 「模倣と独立」
...「死んだ人を悪く言うようですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仏様のことを悪く言うわけじゃないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...決してそんな風に彼女(あれ)のことを悪く言うもんじゃないよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...碌でなしだよ!」「どうしてそんなに僕を悪く言うんです? 骨牌をやらないからって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...時に海を悪く言う場合でも...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...一名衣魚)を悪く言うナイ何んでも書物を蠹害(とがい)するという事をシミが一手に引受けているのは可愛想だと私は聊(いいささ)かシミに同情している...
牧野富太郎 「植物記」
...何やかやと悪く言うが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...一概に悪く言う人もあるであろうと思っていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...前に貧乏神を悪く言うた奴ほどこの罰が非道(ひど)う当りまするようで……」「ハハハ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...そう悪く言うもんじゃないよ...
夢野久作 「少女地獄」
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