...また悪く下情(かじょう)に通じておって...
泉鏡花 「悪獣篇」
...余の方では気味悪く思って足を進めぬから...
井上円了 「おばけの正体」
...気味悪く笑っていた...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...飽(あく)まで実家のお父さんだと言ひ通されたのも青木さんの気を悪くさせた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...また讃嘆するのもあながち悪くはなからう...
薄田泣菫 「独楽園」
...喰いつきを悪くするという...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...毒気のない態度も感じが悪くなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...ただ彼は気味悪く考えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大抵の人は気を悪くするに違いないと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...たあんとおぶたせ申しても悪くがあせんがねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...色が気味悪く白く...
中島敦 「環礁」
...女の子がトチったりとても感じ悪く一回が終った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ごみ/″\してゝとても空気悪く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いつもみたいに行儀悪くも出来ない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...見ても悪くねえや...
水上滝太郎 「遺産」
...新米はこの糊精分が一層多くって味は結構ですけれども消化が悪くってかつ逆上(のぼ)せる気味がありますからあまり新しいお米は食べない方がよし...
村井弦斎 「食道楽」
...気味が悪くて出来ないわ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...歯が黒い」吾輩は気味が悪くなった...
夢野久作 「超人鬚野博士」
便利!手書き漢字入力検索