...其時折悪くワイスマン先生と私とはボーデンセイへ研究旅行へ行って留守であった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...眼が悪くなって府下の有名な眼科医三四人に診察を乞うて見ると...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...ますます病気を悪くしてみたり...
高神覚昇 「般若心経講義」
...よく考えるか、悪く考えるか、シッカリよく考えるか、よい加減に考えるか、はともかく、人間である以上、それはなにか、それはどういうわけで、それはどうして、などと考えることはむしろ当然です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...けれども、一つ食べたら、胸が悪くなって、へんな悪寒(おかん)がして来て、また蒲団にもぐり込む...
太宰治 「正義と微笑」
...(トロフィーモフの手を握る)悪く思わないでね...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...「法律のことを悪く言うものじゃない...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...こしらえ方がきわめてぞんざいであるから少し使うとすぐにぐあいが悪くなる...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...私の用心で気を悪くしたら申し訳ない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...「追々お寒くなりますと取廻しが悪くなりますからね...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...なぜもっと人が悪く生れて来なかったかと思うと...
夏目漱石 「こころ」
...何時(いつ)聴いても悪くないと思った...
二葉亭四迷 「平凡」
...あのブレナム号の賭け率がだんだん悪くなっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...」「ヘンリーが死んでからは満足にお金が送れなくなつたのが間が悪くはない?」「だからさ――...
牧野信一 「蔭ひなた」
...お嫁さんの候補者ですか」と言われて大原急に間が悪く「イヤどうもとんだ処(ところ)を聞かれましたな...
村井弦斎 「食道楽」
...私のはただお上が悪くお思いにならないかという点だけで苦労をしているのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ですから町内を悪く云う気持なんかこれっぽっちもありゃしません...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...もしこれが悪くなればもう日本は駄目だといっても良い...
横光利一 「夜の靴」
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