...私は決して悪い病気にかかつたのではありません...
芥川龍之介 「三つの指環」
...「兄さんは悪い病気でねえか」しばらくしてから突然純次のこう激しく叫ぶ声が聞こえた...
有島武郎 「星座」
...このからだは悪い病気にかかっていて...
海野十三 「超人間X号」
...または社会に害を生ずるような悪い病気を持っている者でも...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...たちの悪い病気までうつされ...
太宰治 「男女同権」
...お前にはたいへん悪い病気があって...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...つまり悪い病気がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...あるいは悪い病気の系統を引いていやしなかろうかと云うような事になると...
夏目漱石 「行人」
...須磨子は悪い病気になったのを...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...――一寸と気持の悪い病気(やまひ)を感じたが...
牧野信一 「F村での春」
...治すことはわけはないが――」私と仝じ「悪い病気」には...
牧野信一 「妄想患者」
...この山奥の小さな村に悪い病気がはやった時...
宮島資夫 「清造と沼」
...思いがけなく悪い病気で...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...どうか悪い病気でなくてあればいい...
宮本百合子 「悲しめる心」
...悪い病気を土産(みやげ)に持つて来て貰ふにも及ぶまいなどと云ふ...
森鴎外 「魔睡」
...増さんが道楽のあげく悪い病気にかかって...
山本周五郎 「青べか物語」
...親から受けていた悪い病気のために体には腫物が絶えなかった...
山本周五郎 「お繁」
...なんでも半年ばかり前から悪い病気にかかって...
山本周五郎 「百足ちがい」
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