...さりとは心がけの悪い奴じゃ...
芥川龍之介 「邪宗門」
...主筆の所謂人の悪い奴許りだから...
石川啄木 「菊池君」
...初めは人相の悪い奴だと思つたが...
石川啄木 「病院の窓」
...人の悪い奴で御覧なさい...
泉鏡花 「婦系図」
...悪い奴(やつ)がこっちへ来る...
海野十三 「少年探偵長」
...こいつが大将株で悪い奴なんだ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あいつをけしかけたもっと悪い奴がいるのだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...人相の悪い奴です...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...つき合いの悪い奴ばかり揃ってやがる――手前(てめえ)に聞かねえでも...
直木三十五 「南国太平記」
...全く始末の悪い奴ですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...悪い奴!」「みんなして...
中里介山 「大菩薩峠」
...「与八さん、そんな悪い奴は、かまわないから、つかみ出しておしまいなさい」お松がそう言っておどすと、ダニが顔の色をかえて、あわてふためいて逃げ出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その悪い奴が多少でなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...悪い奴と云うものは大概頭蓋が曲っていたり...
松永延造 「職工と微笑」
...人の悪い奴等だ...
水野葉舟 「旅からのはがき」
...寅吉も後生の悪い奴だ」と言ったが...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...運の悪い奴さ...
夢野久作 「二重心臓」
...悪い奴に悪いことをさせねえように守っていて下さるからこそで」「ああそういわれちゃあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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