...悪いところへ用いてはよくない...
海野十三 「火薬船」
...やっぱり鬼魅悪いところがあって夜もゆっくり睡れませんでした...
田中貢太郎 「人蔘の精」
...朝鮮人としての悪いところばかり持つてゐるらしい)...
種田山頭火 「行乞記」
...薩摩隼人の極く悪いところじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...世間の賞(ほ)めるのは彼の最も悪いところを賞めるのである...
中里介山 「生前身後の事」
...悪いところはあやまった方がよかろうと思うから...
中里介山 「大菩薩峠」
...悪いところであろうはずがないことがよくわかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...故郷の月見寺も悪いところではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなバツの悪いところへ出しゃばるのですか」「琵琶湖の舟遊びに行った帰り途...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔から今日(こんにち)まで悪いところだらけな男だもの」宗助は横になって煙草(たばこ)を吹かしながら...
夏目漱石 「門」
...お勢に悪いところは少しもなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おとなの悪いところばかりまねるようになって...
林芙美子 「鶴の笛」
...家裏の日当りの悪いところに...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...あなたに限って何も悪いところはありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...あなたの一番悪いところは恐ろしいほどのうぬぼれです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...やっと悪いところができて...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...頭がぼうとしているらしく据(す)わりの悪いところがあったので...
室生犀星 「童子」
...立(た)ち際(ぎわ)の悪いところを見ると」「立ち際のみか...
吉川英治 「新書太閤記」
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