...ふだん思っていたほど俗悪ではない...
芥川龍之介 「十円札」
...心(こころ)はいつしか悪魔(あくま)の胸(むね)に通(かよ)っている...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...現実の醜悪を厭うて夢幻に遁れんとする未明氏...
種田山頭火 「夜長ノート」
...社会に悪事が行われてもこれ何らか神の深い思召しであろうと考えた...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...悪ければ否定されるのである...
寺田寅彦 「火山の名について」
...又これ程無責任で不用意で悪質な常識観念のうけ売りはあるまい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...どこが悪かった?己(おのれ)のどこが? どこも悪くなかった...
中島敦 「李陵」
...「極りは悪いが、言ってしまいましょう、実は――あの娘へちょいちょい当ってみたんですが、容貌(きりょう)自慢でツンツンしやがって、こちとらへは鼻汁(はな)も引っかけませんよ」「そんな事だろうと思った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悪者に用心させるだけで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お蔦 お前さんどこが悪いんだ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...悪い悪い報告をした...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...とんでもないひどい悪魔的な仕業(しわざ)です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...コプリは悪党です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...却って凶悪のはっきりした予告でおどろかして...
宮本百合子 「幸運の手紙のよりどころ」
...そいつは、立派な悪徳よ...
三好十郎 「好日」
...おばあさんて呼ぶのは悪いようだしな」十歩ほどいってから...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...一人は悪に繋がる大月玄蕃...
吉川英治 「剣難女難」
...まともな信条を遥かに超越した実行者による醜怪かつ邪悪な一種の実験なのだろうか? 心弱い時に私の中にあったのは...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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