...悪戯?――あるいは悪戯ではなかったかも知れない...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...倉地はどうして葉子がこんなにきげんを悪くしているのかを思い迷っている様子だった...
有島武郎 「或る女」
...また本を書くことも同じようにそのなかに善いこともありまた悪いこともたくさんあります...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...もっと悪く展開せられました...
太宰治 「人間失格」
...積る悪業の報いであるように当時の人々は見たのであるが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...「あんたさい意地の悪いことせエへんいうのんなら...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...量りが悪いといふので嫌味をいはれた...
種田山頭火 「行乞記」
...皆んなに悪いと思ひながら...
徳田秋聲 「歯痛」
...実に整然と並んでいるものには悪戯がしてやりたくなり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...悪い癖(くせ)よ...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...悪い方にかけてはどんなひどいことでもやり得る性質だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まるで締りの悪い噴水の蛇口を通って滲み出てくる水の一滴一滴のようなものだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「今日は全く妾が悪かつたのだけれど...
牧野信一 「公園へ行く道」
...「それは矢田部君が悪い...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...気をもんだりしたのが悪かったのね」などということではたつ瀬がなかったから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...中には悪口をいう人もあって...
柳田国男 「故郷七十年」
...孔明(こうめい)・風(かぜ)を祈(いの)る一よほど打ち所が悪かったとみえる...
吉川英治 「三国志」
...きのう悪戯(わるさ)をした女子が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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