...化物(ばけもの)屋敷へ探険に行つたり悪霊(あくりやう)に憑(つ)かれたのを癒(なほ)してやつたりする...
芥川龍之介 「近頃の幽霊」
...それは善悪の批判からではなく...
池谷信三郎 「橋」
...お帽子お外套というも極(きま)りの悪い代(しろ)ものが釦(ぼたん)で棚へ入って...
泉鏡花 「薄紅梅」
...手間が取れちゃまたお首尾が悪いと不可(いけ)ません...
泉鏡花 「婦系図」
...悪少年はやっと逃げて往った...
田中貢太郎 「続黄梁」
...「オ前ガツイテ行クカラ悪イ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...そんなに悪い人たちじゃないのよ」「みんなお前の友達なのかい」「友達って云う程じゃないけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...風刺には第一に憎悪がなくてはならぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...人に見られるのがきまりが悪く...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから証拠を残しては後日のために悪いという用心とのほかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただその餓えたる時のみは正真の悪魔です...
中里介山 「大菩薩峠」
...拭(ぬぐ)いようのない悪名を忍んで士道の吟味を貫いた栗山大膳こそ...
久生十蘭 「鈴木主水」
...ちょっと手際が悪すぎた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ファウスト咀われた悪霊奴(あくりょうめ)...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...こういうひどい悪事(あくじ)を喜んでふせいでくれるでしょうよ...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...それは一種の新聞記者本能で、あの墓原の鯉幟が、何かしら面白い記事になりそうに直感されたからでもあったろう……が……一方から考えるとこの時既に、アノ鯉のぼりが象徴している不可思議な、悪魔的な魅力が、グングンと私の心を引き寄せていたのかも知れない...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...邪表現――悪魔式鼻の表現(六)このような人々は悪魔に一生を捧げ尽した人と云うべきでありましょう...
夢野久作 「鼻の表現」
...「あの子は悪魔どもの助けで狩をしているのだ...
吉田甲子太郎 「負けない少年」
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