...悧口とはいえないであろう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...フランシス・ベエコンより悧口でない連中が大勢いて――そういう人たちに煽てられるままに...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...非常に悧口(りこう)な子だったと家の人達は言っている...
高村光太郎 「回想録」
...天性悧口な人は、どこまでも悧口に出来ていますのねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...第一娘がもう少し悧口(りこう)になるよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お留は悧口なやうでも下司(げす)な女だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五人の中で悧口(りこう)な信太郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本當は黒雲四人男の一人女で」「――」「この女は悧口(りこう)で愛嬌があつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本当は黒雲四人男と一人女で」「――」「この女は悧口で愛嬌があって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ある時間とはそもそも何事です」「山木の旦那のようにこう悧口でも仕様がない...
久生十蘭 「魔都」
...公子のような悧口な女が...
久生十蘭 「無月物語」
...そして若し、彼がこの時後架にでも立たうものなら、狭い家だから聞えるのである、そこで子供等と遊んでゐる彼の四歳になつたばかりの英一を指差して、「この子は、うちの子供達と違つて、悧口だぞう――、あの顔の大きいこと……」などと憎々しく呟いだ...
牧野信一 「鏡地獄」
...悧口だぞう! は勿論悪意だつた...
牧野信一 「鏡地獄」
...「この子は屹度悧口な子供に違ひない...
牧野信一 「父を売る子」
...野郎の方が俺達よりも悧口なぬすつとだつたんだなあ!」といふ酷く感嘆のうめきが響いた...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...今にすこしは変るでしょう、利口は悧口よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして、同じ悧口さで、親しい友人に対して自分のとって来た態度もわかっているでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その人の身の上話しを……悧口な美留女姫...
夢野久作 「白髪小僧」
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