...もっと悧口(りこう)に身を処することが出来る筈なのだ...
梅崎春生 「日の果て」
...フランスの王を救うほうが悧口かもしれない...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...お悧口な君主をたくさんこの玉座に迎えたことがあったかもしれない...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...天性悧口な人は、どこまでも悧口に出来ていますのねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...招(まね)かれる弁士はただ能弁(のうべん)だとか悧口(りこう)だとかいうだけの資格では足りない...
新渡戸稲造 「自警録」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...――」「見掛けよりは悧口だつて言つたんだから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうしてどうして」「手前より悧口だと解つたのかい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...第一娘がもう少し悧口(りこう)になるよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お留は悧口なやうでも下司(げす)な女だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...悧口過ぎて兄貴では扱(あつか)ひきれず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石垣の奥に埋めた大箱の中に投り込んだのは悧口だな」平次は近江屋半兵衛の細工の巧妙さに舌を巻いております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いっしょに船に乗ってください」あまり悧口ではないようだ...
久生十蘭 「肌色の月」
...たいへん悧口なんです...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...喜春楽を舞って御感(ぎょかん)にあずかったという悧口者で...
久生十蘭 「無月物語」
...公子のような悧口な女が...
久生十蘭 「無月物語」
...その人の身の上話しを……悧口な美留女姫...
夢野久作 「白髪小僧」
...『お悧口(りこう)にして居た...
與謝野晶子 「帰つてから」
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