例文・使い方一覧でみる「悧」の意味


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...」「‥‥」何と云ふ頓智だらう? 女のさう云ふ發な點はなか/\こちらも思ひ切れなかつたのだが...   」「‥‥」何と云ふ頓智だらう? 女のさう云ふ悧發な點はなか/\こちらも思ひ切れなかつたのだがの読み方
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」

...どこか巧(りこう)なところがあると思ったよ...   どこか悧巧なところがあると思ったよの読み方
海野十三 「雷」

...あまりお口な言葉でもない...   あまりお悧口な言葉でもないの読み方
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」

...それが却(かえ)って私の眼には大へん巧(りこう)そうに見えたものです...   それが却って私の眼には大へん悧巧そうに見えたものですの読み方
谷崎潤一郎 「痴人の愛」

...――彼地(あちら)に行っても面白くないから、それで、またしても戻って来たのだが、斯うしていても、あの年齢を取った、血気(ちのけ)のない、巧そうな顔が、明白(ありあり)と眼に見える...   ――彼地に行っても面白くないから、それで、またしても戻って来たのだが、斯うしていても、あの年齢を取った、血気のない、悧巧そうな顔が、明白と眼に見えるの読み方
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」

...しかも怜(りこう)に...   しかも怜悧にの読み方
徳冨蘆花 「小説 不如帰」

...」「比較的真正直な怜な……いや何だかよく分りません...   」「比較的真正直な怜悧な……いや何だかよく分りませんの読み方
豊島与志雄 「或る男の手記」

...かくいえば怜(れいり)なるものは必ず気弱でなければならぬという結論に達するらしく思(おも)われるが...   かくいえば怜悧なるものは必ず気弱でなければならぬという結論に達するらしく思われるがの読み方
新渡戸稲造 「自警録」

...捨てるにしちゃ下手人は口(りこう)すぎる...   捨てるにしちゃ下手人は悧口すぎるの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...そこの給仕女に一人の發さうな顏をした...   そこの給仕女に一人の悧發さうな顏をしたの読み方
萩原朔太郎 「宿命」

...その杉の市という按摩はちょっと小口(こりこう)な面をしているだろう...   その杉の市という按摩はちょっと小悧口な面をしているだろうの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...公子のような口な女が...   公子のような悧口な女がの読み方
久生十蘭 「無月物語」

...眼つきは明るく口さうだ...   眼つきは明るく悧口さうだの読み方
牧野信一 「毒気」

...彼は坐り直して一寸と小口気な顔つきをしたが...   彼は坐り直して一寸と小悧口気な顔つきをしたがの読み方
牧野信一 「吾家の随筆」

...「……」さすがにてれて小圓太はしばらく巧そうな目を無駄にパチパチ動かしていた...   「……」さすがにてれて小圓太はしばらく悧巧そうな目を無駄にパチパチ動かしていたの読み方
正岡容 「小説 圓朝」

...どの女らも決ったように鼻や唇や耳にくらべてその目つきが巧(りこう)げに黒黒と据えられていて...   どの女らも決ったように鼻や唇や耳にくらべてその目つきが悧巧げに黒黒と据えられていての読み方
室生犀星 「幻影の都市」

...そこには口(りこう)さから来る意識の患いがあまりに多い...   そこには悧口さから来る意識の患いがあまりに多いの読み方
柳宗悦 「工藝の道」

...世にも美しい怜(りこう)な...   世にも美しい怜悧なの読み方
夢野久作 「白髪小僧」

「悧」の読みかた

「悧」の書き方・書き順

いろんなフォントで「悧」

「悧」の英語の意味


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