...悦服せざる迄も甘受したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...◎吾人は必ずしも現内閣に悦服する者に非ず...
石川啄木 「雲間寸觀」
...平生賢明の譽れ高く領内の悦服尋常でなかつたゞけ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...しんから悦服して公共の決議を守った...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...先進市川及び古川と聯(なら)んで露語の三川と仰がれるまで悦服された...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...いわば他人を悦服せしむるためにただそれだけのステップを踏んだというのに過ぎなかった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...聞く人はもとより説く人さえもその心においては決して悦服甘心せざることは当然のことといわざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...かの人民なるものはもとより決して今日の帝王宰相らの政略に感心悦服するものにあらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「労を厭わずして微を積むを敢てする学者的態度の誠実さに悦服」されたそうである...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...これだけの考察を進められた寺田先生の態度の「誠実さに悦服」された露伴先生の心構えにも...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...腹の中では決して悦服(えっぷく)していたわけではなく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...来聴者の悦服した所以である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...朝廷改過の速(すみやか)なるに悦服し...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...悦服(えっぷく)...
矢部貞治 「政治学入門」
...彼等悦服して立所に三千人を出して修治せり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...よく悦服随喜せしむるを得たりと言ふ...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...領民をよく悦服(えっぷく)させていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまの善政に悦服(えっぷく)し...
吉川英治 「新書太閤記」
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