...神意悦ぶ計らひを王プリアモス生める息*ヘレノス胸に感知して...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...不思議にも我が友のいたく悦ぶ所となつた...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...かかるクラシズムの美を悦ぶべく...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そこには「気取り」を悦ぶ一階級の趣味が満足される...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...近頃の子供たちの悦ぶ童話は...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...合理性のある童話や――を悦ぶと考へられない...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...美の洗煉を悦ぶところの...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...母はいちばん悦ぶからです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...今日我日本の有樣を太平無事として悦ぶ者は甚だ少なし...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...此鳥は高飛せずとて悦ぶ者あるも感服するに足らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...面倒だが読者が悦ぶだろから...
南方熊楠 「十二支考」
...好んで蛇を食う西国人が蛇を得て悦ぶ姿を摸したという...
南方熊楠 「十二支考」
...持つべき物は猫なりけりと猫の額を撫(な)でて悦ぶ者多し...
南方熊楠 「十二支考」
...これ「芸が身を助くるほどの不仕合せ」を悦ぶ者たり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...学校中はまるで悦ぶ子供で満ち溢れてしまう...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...向うの人がどんなに悦ぶでしょう」と言葉巧みに押し付ける...
村井弦斎 「食道楽」
...その満悦ぶり、鯉の吹流しみたいですな、と川辺さん云ふ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...痛苦を堪え忍ぶ時彼はこの生が生理的偶然に過ぎないという考えを悦ぶことができるか...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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