...悠悠と予防を講じてゐる...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...しかもなほ悠悠たる...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...悠悠(ゆうゆう)と茶などを飲み始めた...
芥川龍之介 「トロッコ」
...何ぞその悠悠たる...
芥川龍之介 「八宝飯」
...同地では仏軍の一部が悠悠錬兵場で訓練中であったとの事である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...何事につけても前途にのみ希望を繋いだ心の張りを持つて悠悠と此の温泉に漬つてゐたことを私は稍々古い昔の事のやうに思ひ出すのである...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...悠悠たる塵中の人...
太宰治 「もの思う葦」
...「悠悠たる」は嘘だと思うが...
太宰治 「もの思う葦」
...ばくちに耽(ふけ)る悠悠(いういう)閑日月(かんにちげつ)を自由(じいう)にしたいために...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...支那人(しなじん)の麻雀戲(マージヤンぎ)には彼等(かれら)の風格(ふうかく)に存(そん)するやうな悠悠味(いういうみ)がどこかにあるのではなからうか?3一時(じ)...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...自然と共に悠悠として實在してゐる...
萩原朔太郎 「宿命」
...宇宙の 無限の 悠悠とした空の下ではるかに永生の奇蹟をのぞむ 熱したひとびとの群があつた...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...けふは実に悠悠たる日がらだなと思つた...
室生犀星 「名園の落水」
...悠悠とひとり遠方を廻って来ては...
横光利一 「旅愁」
...悠悠たる作者の精神がそこにあった...
横光利一 「旅愁」
...悠悠(いう/\)と人間の街に帰るよしもがな...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...今頃どの宿へ行つても容易に起きては呉(く)れまいと思つて悠悠(いういう)と話し乍(なが)ら朝の紅茶と麺麭(パン)とを其(その)喫茶店(カフエエ)で取つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...彼の不惑(ふわく)をこえた将来は悠悠と...
吉川英治 「源頼朝」
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