...相不変(あいかわらず)悠々と読書をしている...
芥川龍之介 「一夕話」
...」あの沙門は悠々と看督長(かどのおさ)の拝に答えてから...
芥川龍之介 「邪宗門」
...これも悠々と来かかるものがあった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...悠々と森へ歩いて来た...
芥川龍之介 「翻訳小品」
...悠々として帰路につく...
石川欣一 「可愛い山」
...野生の鳥の群が悠々としていること位...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...悠々とした調子になり...
泉鏡花 「婦系図」
...まだ悠々とお休みですか...
中里介山 「大菩薩峠」
...本署の軒下なんかで悠々とねているかも知れません...
平林初之輔 「祭の夜」
...あの峠の松の根元で独り悠々と休息することを楽んでゐたのだ...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...どうか悠々と御養生願います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...悠々と立去る程の御仁のお名前が...
夢野久作 「斬られたさに」
...その秣(まぐさ)を積んだような畳の中央に虱(しらみ)に埋まったまま悠々と一升徳利を傾けている奈良原を発見した時には...
夢野久作 「近世快人伝」
...悠々として大文字山に登り隠れ...
夢野久作 「白くれない」
...特別に悠々と振返った...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...私は悠々と流るる河の水を眺めた...
夢野久作 「冥土行進曲」
...容易ならぬ先の軍(いくさ)をまえにして、悠々と、連歌のお催しあるなどは、何やらゆかしい、古(いにしえ)の武者を偲(しの)ばせられまする」「はははは...
吉川英治 「私本太平記」
...悠々と春日をたのしむ隠遁僧(いんとんそう)のような境界(きょうがい)を自分はのぞんでいるのではなかった...
吉川英治 「親鸞」
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