...悠々と腰を下していた...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...野生の鳥の群が悠々としていること位...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いかにも悠々と振舞ふ...
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...悠々と引きあげて行った...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...悠々として浮べり...
大町桂月 「足柄の山水」
...悠々と舞ひ遊んでゐた...
薄田泣菫 「独楽園」
...いつそ簡素な田舎(ゐなか)ぐらしに隠遁したやうな気持で悠々自適してゐた方がよかつたなぞと考へた...
武田麟太郎 「現代詩」
...おかげで悠々として年の瀬を越すことが出来る...
種田山頭火 「其中日記」
...……午前中は一人で悠々...
種田山頭火 「松山日記」
...潮流に乗って、悠々と、南々東を指して流れて往く...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...悠々(ゆうゆう)として煙草をのみにかかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々自適の生活を転移する必要を認めない現状維持派であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々とながれるように泳いでいたが...
中村地平 「南方郵信」
...云はゞ人間離れをした悠々として迫らざる風情で...
牧野信一 「バラルダ物語」
...あたり憚(はばか)らず発揮しつくしながら悠々たる好々爺(こうこうや)として...
夢野久作 「近世快人伝」
...お辞儀を返そうともしないまま悠々と椅子に踏反(ふんぞ)り返って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...悠々(ゆうゆう)老いを養うのみだ」――と...
吉川英治 「三国志」
...まさか? とのみで悠々としていた...
吉川英治 「三国志」
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