...人の悟るべきは、自己愛など執着する値打ちもないのだと、そんなものは仕えるに何ら値しない主なのだということ、至善のみが人生の最高の主として、心に尊ぶ価値があるのだということだ...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...彼は一々想い廻した結果ついに悟るところがあった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...今にして明智の突然の病気の理由を悟ることが出来た...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...私は悟る所があった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...無論諸戸の真意を悟ることは出来なんだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...従来のような引っ込み思案では駄目(だめ)であることを悟るようになった結果でもあるらしかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...永久にそれを悟ることができないかもしれんよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ほかの人がまだまだ容易に悟ることが出来ないものを...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...一方にはまた西洋を見なければならぬと悟る者も多くありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...近ごろ悟るところがございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも一番重要な点において役に立つことを悟るであろう...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...まだ悟ることが出来ないとは何といふ愚か者か...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...私はさう云ふ娘の思ひがけない狼狽をもののけはひで悟る事が出來た...
堀辰雄 「馬車を待つ間」
...または前書附(まえがきつき)の句はむつかしきを悟るべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...僅(わずか)に悟る所あり...
正岡子規 「病牀譫語」
...を知ることだ」と悟るであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私達はついに民藝品に帰って来ることを悟るでしょう...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...まずその鈍麻した感覚をゆり起こして自らの殻を悟るがいい...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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