...中外に施して悖(もと)らざるものである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...苟(いやしく)もこれに悖(もと)るものがあれば...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...中外に施して悖(もと)らざる...
高神覚昇 「般若心経講義」
...下名ハ下名ノ妻ガ妻タル者ノ行為ニ悖(もと)ルコトナキヨウ責任ヲ持ッテ監督ス...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...そしてこの世においてはしばしば徳よりも悖徳に一層大きな報酬が供せられるのでありますから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そしてこの世においてはしばしば徳よりも悖徳にいっそう大きな報酬が供せられるのでありますから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...殆んどただ一種の悖論(はいろん)たる勿(なか)らんや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...何か自然に悖(もと)る不吉なことだと...
中島敦 「狐憑」
...この発明は艱苦(かんく)欠乏に耐えるという精神主義には悖(もと)るが...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...ヒトラー氏の信義に悖る行動を恕すことができないのだと書いてあつたさうだ...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...近代文明国の刑法原理に悖(もと)る立派な不法行為だからだ...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...他は推して察すべしだ円本著訳者の悖徳出版屋の無謀に合意し...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...しかし此両説は相悖(あひもと)らぬかも知れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...仕える心に悖(もと)るではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...そうしてこれらの原則に悖(もと)る器を避けよ...
柳宗悦 「工藝の道」
...それは用途を心とする工藝の本旨に悖るではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...仕える心に悖(もと)るではないか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...情(じょう)に悖(もと)ることはないでしょう...
吉川英治 「私本太平記」
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