...驚歎せしめたる彼が不臣の狂悖となれり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...悖ではなく義である...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...中外に施して悖(もと)らざるものである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...あの男が悔悟の戻さえ流しながら私にうち明けた悖徳行為については...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...下名ハ下名ノ妻ガ妻タル者ノ行為ニ悖(もと)ルコトナキヨウ責任ヲ持ッテ監督ス...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...又(また)如何(いか)な善(よ)いものも用法(ようはふ)正(たゞ)しからざれば其(その)性(せい)に悖(もと)り...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...そしてこの世においてはしばしば徳よりも悖徳に一層大きな報酬が供せられるのでありますから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...東北教授会は該教授の京大行きは教授の学者的良心に悖るという意向であるらしい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...この発明は艱苦(かんく)欠乏に耐えるという精神主義には悖(もと)るが...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...典型的な悖徳狂の型(モーラル・インサニティ・タイプ)で...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...しかし自分は悖徳者(はいとくしゃ)ではないから...
久生十蘭 「黒い手帳」
...思いきった悖徳(はいとく)無残な言動が多く...
久生十蘭 「無月物語」
...官公吏率先して破壊主義と悖逆(はいぎゃく)の例を実示せるによる...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...この二つの道は並び行はれて相(あひ)悖(もと)らざるものなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...暴虐悖戻放恣驕傲...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...自然の意志に悖らないかぎり...
柳宗悦 「工藝の道」
...それが天命に逆(さから)い人倫に悖(もと)ることを明確に知る必要がある...
柳宗悦 「民藝四十年」
...情(じょう)に悖(もと)ることはないでしょう...
吉川英治 「私本太平記」
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