...自分の悔いる心持をいったのでありますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...その軽率を悔いるようになったと云うのは? あんなに憎らしかった女が...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...何物をも酒に代へて悔いることのない人が酒徒である...
種田山頭火 「行乞記」
...むろん悔いるなかれ...
種田山頭火 「道中記」
...内心来たことを悔いる心にもなっていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...そのために後で悔いるやうなことが出来ても...
徳田秋声 「チビの魂」
...そして前の過を悔いる為めに珍らしい善人になつた女房を持つてゐたのである...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...それに罪の深い驕慢の心が起つたのを悔いると云つてあつた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...初対面の人を捉(つか)まえて薄情呼ばわりをしてしまったことを悔いるような気になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...責任を感じ罪を悔いるといふことは...
波多野精一 「時と永遠」
...又何も悔いる処はありません...
平出修 「逆徒」
...今はもう取りかえしのつかない事を悔いる心は日々眼にふれるささいな事によってでも起る...
宮本百合子 「悲しめる心」
...悔いるやうな氣持であつた...
室生犀星 「京洛日記」
...後に悔いるようなことは...
吉川英治 「三国志」
...すぐ心のうちで悔いる事は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...放免は、出過ぎた親切気を、悔いるように、「じゃあ、てまえは、これで……」と、辞儀ひとつ残して、匆々(そうそう)に、立ち去った...
吉川英治 「平の将門」
...後手(ごて)を悔いるように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...女が悔いるのはまだ恕(ゆる)せる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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