...九大の江崎悌三博士の『九州地方特にその離島の昆虫相の調査』には数年来...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...就中(なかんずく)、その欠点の著しきものは、孝悌忠信、道徳の一品をもって人生を支配せんとするの気風、これなり...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...無告を憐れみ孝悌を賞す...
福沢諭吉 「帝室論」
...孝悌の空気の中に包羅(ほうら)せられて特(こと)に形を現わすを得ず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...その他は所謂(いわゆる)孝悌(こうてい)忠信で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「死に至るまで孝悌忠信と唯(ただ)一言(いちごん)で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「ウワーイ」悌が手脚を一緒くたに振廻してそのあとを追っかけた...
宮本百合子 「明るい海浜」
...陽子は悌と並んだり...
宮本百合子 「明るい海浜」
...商業へ通っていた悌二の汽車の定期が前学期で切れた...
「海流」
...悌二は兄さんには僕の心持がきっと分ってもらえると申して承知しません...
「海流」
...しかし悌二も、卑屈でなく生きてゆくためには、貧困が恥辱ではないことを知らなければならない...
「海流」
...石庭などはやはり一草の悌なくしてそれの味はひを出すべきであらう...
室生犀星 「故郷を辞す」
...鳥取に顕忠寺中の兄田中悌庵が墓を展したのださうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...薛悌(せってい)という者を急派してきた...
吉川英治 「三国志」
...そこでこの孝悌が治国平天下の道の本であり従って仁の本であることを説いた有若の語は...
和辻哲郎 「孔子」
...その孝悌を実現するに当たって...
和辻哲郎 「孔子」
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