...悌(がいてい)して華夏に歸り...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...武井悌四郎(ていしろう)...
高浜虚子 「子規居士と余」
...向かいは悌二郎叔父の家である...
外村繁 「澪標」
...主として、久保田正文、荻野悌、亀島貞夫、などの人々の手を煩わしたらしく思われる――斯く言うことは、著者として甚だ無責任のようであるが、実は、右の諸氏を読者代表として、その手に本書の編成を一任してみたかったのである...
豊島与志雄 「随筆評論集「情意の干満」後記」
...この事はこの文庫発行者の山県悌三郎(やまがたていざぶろう)氏の功といってよい...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...非現実の姿のまま心の中に残っているジョルジュの悌に話しかけ...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...行友李風氏の脚色で澤田正二郎君がやつた方が遙かに大菩薩峠の悌を出し...
平山蘆江 「大菩薩峠芝居話」
...就中(なかんずく)、その欠点の著しきものは、孝悌忠信、道徳の一品をもって人生を支配せんとするの気風、これなり...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...父兄に対しては孝悌の道を尽す者であるということが出来るけれども...
穂積陳重 「法窓夜話」
...伊藤悌次(ていじ)君...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その忠信孝悌を説く顔つきのまじめさを見て殆(ほとん)ど噴飯せんと欲す...
正岡子規 「病牀譫語」
...フライ!」悌が最も素直に一同の希望を代表して叫び...
宮本百合子 「明るい海浜」
...去年の暮は豊多摩刑務所におかれている夫の悌二に上下つづいた毛糸のパジャマを編んで入れてやっていた...
「鏡餅」
...弟有悌兮児有孝...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...東曹(とうそう)の掾公悌(えんこうてい)は...
吉川英治 「三国志」
...孝悌であるほかはない...
和辻哲郎 「孔子」
...その細部として孝や悌が含まれねばならぬ...
和辻哲郎 「孔子」
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