...悌(がいてい)して華夏に歸り...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...立憲政体だの、万有神教だの、忠、信、孝、悌(てい)、だのってさまざまな奴があるから」「なるほど、蕎麦屋(そばや)に藪(やぶ)がたくさん出来て、牛肉屋がみんないろはになるのもその格だね」「そうさ、御互に学士を名乗ってるのも同じ事だ」「つまらない...
夏目漱石 「虞美人草」
...孝悌忠信は道徳なり...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...無告を憐れみ孝悌を賞す...
福沢諭吉 「帝室論」
...例えば支那流に道徳の文字を並べ、親愛、恭敬、孝悌、忠信、礼義、廉潔、正直など記して、その公私の分界を吟味すれば、親愛、恭敬、孝悌は、私徳の誠なるものにして、忠信、礼義、廉潔、正直は、公徳の部に属すべし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...孝悌の空気の中に包羅(ほうら)せられて特(こと)に形を現わすを得ず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...「ウワーイ」悌が手脚を一緒くたに振廻してそのあとを追っかけた...
宮本百合子 「明るい海浜」
...悌二がそれを苦にして学校へ行き渋りこの頃は学校をやめると云い出している...
「海流」
...悌二の方は、いかにも永くかかって下書きしたのをまた次の晩電燈の下で永い時間かけて清書したらしく、消しの一つもない手紙に、ありどおりのいきさつと自分の心持とを披瀝していた...
「海流」
...しかし悌二も、卑屈でなく生きてゆくためには、貧困が恥辱ではないことを知らなければならない...
「海流」
...頼依信友悌弟力...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」とめ女は田中悌庵の第七女で今の木下大尉通敏(みちとし)さんの母である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...孔子の道も孝悌(こうてい)仁義(じんぎ)より初めて諸礼法は仏家の小乗なり...
森鴎外 「渋江抽斎」
...保守主義者は家族制度を以て孝悌忠信の保育所であるように考えているのですが...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...そこでこの孝悌が治国平天下の道の本であり従って仁の本であることを説いた有若の語は...
和辻哲郎 「孔子」
...父母兄弟に対し衷心(ちゅうしん)からの愛がなければ孝悌ではない...
和辻哲郎 「孔子」
...その細部として孝や悌が含まれねばならぬ...
和辻哲郎 「孔子」
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